不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説(2)ー不動産担保ローンからの借り換え編

現在、銀行などの金融機関から借りている不動産担保ローンについて、「毎月の返済額を減らしたい」「資金繰りが厳しい」といった悩みをかかえていないでしょうか。このような悩みがあるなら、不動産担保ローンの借り換えを検討するのがおすすめです。現在の不動産担保ローンから新たな不動産担保ローンに借り換えることで、返済負担を軽減できる可能性があります。ただし、ローンの借り換えにはデメリットもあるため、実際に借り換える前に特徴や仕組みを理解しておくことが大切です。今回は不動産担保ローンからの借り換えについて、メリット・デメリットや事例、手続きの流れを詳しく解説します。

不動産担保ローンを借り換えるメリット

不動産担保ローンの借り換えは、以下2つのメリットがあります。

総返済額を減らせる

新たな不動産担保ローンへの借り換えは、ローンの総返済額を減らせるのがメリットです。借り換えによって金利が下がれば、ローン残高は変わらなくても総返済額を減らすことが可能です。借り換える際の諸費用を考慮しても、金利や返済期間などの条件によっては総返済額を減らせます。担保とする不動産や債務者の属性に対する評価は金融機関によって異なるので、ローンを借り換えることで融資条件の改善が期待できます。

毎月の返済額を減らせる(資金繰りが楽になる)

不動産担保ローンの借り換えは、毎月の返済額を減らせるのもメリットのひとつです。借り換えによって融資条件が改善されれば、毎月の返済額と総返済額の両方を減らせます。また、総返済額はそれほど変わらなくても返済期間が長くなれば、毎月の返済額が減ってキャッシュフローが改善し、資金繰りが楽になります。

不動産担保ローンを借り換えるデメリット

不動産担保ローンの借り換えは、諸費用がかかるのがデメリットです。現在のローンの繰上返済手数料と、新たに加入する不動産担保ローンの事務手数料が必要になります。これらの諸費用を考慮しても返済負担を軽減できるなら、不動産担保ローンの借り換えを行いましょう。金融機関に借り換えの相談をすると、通常は諸費用も含めてシミュレーションを行い、総返済額が減ってキャッシュフローが改善するように提案してくれるので、提案された条件をもとに借り換えをするか検討しましょう。なお、繰上返済手数料は新しい不動産担保ローンで準備できますし、事務手数料は融資金額から差し引かれるので、諸費用を別途用意する必要はありません。

不動産担保ローンの借り換えイメージを紹介

ここでは、不動産担保ローンの借り換えを行った場合のイメージを1つ紹介します。A法人(仕入れ販売業)は、資金繰りに行き詰まった際に銀行から不動産担保ローンを借りましたが、金利が高かったため、キャッシュフローの改善を目的に不動産担保ローンの借り換えを行いました。担保とする不動産は、法人代表者所有の自宅(区分マンション)です。不動産担保ローンの借り換え前と借り換え後の状況は以下の通りです。

借り換え前 借り換え後
ローン残高 2,230万円 2,300万円(手数料等含む)
返済期間 20年 20年
金利 8.00% 6.00%
月々の返済額 18.6万円 16.4万円
総返済額 4,476万円 3,954万円

ローン残高は2,230万円から2,300万円に増えていますが、金利が8.00%から6.00%に下がったことで、月々の返済額と総返済額の両方の引き下げに成功しました。このように、ローン残高は変わらなくても、ローンの借り換えによって金利などの融資条件が改善されれば、返済負担を軽減することができます。

不動産担保ローンの借り換えの手続きの流れ

不動産担保ローンの借り換えの手続きの流れは以下の通りです。

1.金融機関にローン借り換えの相談をする(仮審査)

2.本申し込みを行い、審査結果を待つ

3.審査通過後、借換元の金融機関に連絡して、返済可能日と返済総額を確認する

4.借換先と契約日を調整する

5.借換先と契約手続きを行う

6.契約日当日に借換先から借換元に返済総額が振込みされる

7.借換元から抵当権抹消に必要な書類を受領する

8.借換元の抵当権を抹消する

9.借換先の抵当権を設定する

10.新しい不動産担保ローンの返済が開始される

まずは金融機関に不動産担保ローンの借り換えについて相談し、仮審査に申し込みましょう。仮審査の回答が出たら本申し込みを行い、審査通過後に借換元の金融機関に連絡して返済可能日と返済総額を確認します。借換先の融資金額や金利、手数料、返済総額などの条件が決定したら、現在の契約内容と比較し、確認したうえで借換先と契約手続きを行いましょう。上記5~9は同日中に行われ、7~9は通常、借換先から紹介された司法書士に委託して手続きを進めます。一連の手続きが終了したら、新たな不動産担保ローンの返済が開始されます。

まとめ

金融機関によって、担保となる不動産や債務者の属性に対する評価は異なります。そのため、不動産担保ローンを借り換えると融資条件が改善し、毎月の返済額や総返済額を減らせるかもしれません。現在借りている不動産担保ローンの金利が高く、「毎月の返済額を少しでも減らしたい」と考えているなら、ローンの借り換えを検討してみましょう。

▼シリーズ「不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説」の記事一覧

・第1回:不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説(1)
・第2回:不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説(2)ー不動産担保ローンからの借り換え編
・第3回:不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説(3)ー無担保ローンからの借り換え編

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