SBIシニアの住まいとお金とは「楽しく賢く住まいとお金を利用し、豊かに暮らせる社会を作る。」をミッションに、「楽しむ」「学ぶ」「相談する」の3つのサービスやコンテンツを提供しています。
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定年後、自由な時間が増える一方で「何をして過ごせばいいのか」「生活費は足りるのか」と不安を感じる人も多いのではないでしょうか。 この記事では、シニア世代の「現在の楽しみ」ランキングTOP5と、ゆとりある老後を送るために必要な生活費の目安をわかりやすく紹介します。自分らしい老後の生き方を見つけるヒントとして、ぜひ参考にしてください。 シニアの「現在の楽しみ」ランキングTOP5 ここでは、2024年にソニー生命株式会社が全国の50歳〜79歳の男女を対象に実施した「シニアの生活意識調査」の結果をご紹介します。下表は、シニア世代が「現在の楽しみ」として挙げた人気の過ごし方TOP5です。定年後の過ごし方を考えるうえでも参考になる内容です。 順位 現在の楽しみ 割合 1位 旅行 45.3% 2位 テレビ・ドラマ 39.9% 3位 グルメ 28.1% 4位 映画 25.9% 5位 読書 22.3% 出典)ソニー生命株式会社「シニアの生活意識調査2024」 シニアの実感と統計から読み解く余暇活動と生きがいの関係 シニア世代にとって、余暇活動の充実は「生きがい」につながる重要な要素です。 公益財団法人 長寿科学振興財団が60歳以上の男女618名を対象に行った調査では、「余暇活動を行っているときに生きがいを感じますか?」という問いに対し、男性の79.0%、女性の87.4%が「はい」と回答しています。 また、内閣府の「高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果」によると、シニア層が生きがいを感じる場面として、家族との団らんや食事、スポーツ、旅行などが挙げられています。 下表は、60歳以上の男女1,783名を対象にしたアンケート結果で、「生きがい(喜びや楽しみ)を感じる時」に関する回答をまとめたものです。 生きがいを感じる時 割合 孫など家族との団らんの時 55.3% おいしいものを食べている時 54.8% 趣味やスポーツに熱中している時 53.5% 友人や知人と食事・雑談をしている時 52.6% テレビをみたり、ラジオを聞いている時 43.2% 旅行に行っている時 39.8% 夫婦団らんの時 34.5% 他人から感謝された時 31.7% 仕事に打ち込んでいる時 30.9% 収入があった時 24.8% 勉強や教養などに身を入れている時 16.7% 社会奉仕や地域活動をしている時 12.5% 若い世代と交流している時 10.0% その他 1.2% 不明・無回答 0.7% このように、シニア層が生きがいを感じる場面は多岐にわたりますが、共通しているのは「人とのつながり」や「自分の好きなことに没頭する時間」が重要であるという点です。 定年後の生活を前向きに楽しむためには、こうした生きがいを意識しながら、余暇活動を積極的に取り入れることが大切です。出典)公益財団法人 長寿科学振興財団「余暇活動と生きがい感についての調査報告」 出典)内閣府「令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(8.世代間の交流・生きがい p.118)」 老後の生活費は足りる?ゆとりある暮らしに必要な金額とは 定年後は自由な時間が増える一方で、「収入が減るのでは?」「趣味や旅行を楽しめるだろうか」といった不安を感じる人も多いのではないでしょうか。 特に、ゆとりある老後を送りたいと考える場合、生活費の見通しと資金の準備は欠かせません。 ゆとりある老後の生活費の目安 公益財団法人生命保険文化センターの調査によると、「老後の最低日常生活費」と「ゆとりのための上乗せ額」を合計した“ゆとりある老後の生活費”は、月額で平均37.9万円が必要とされています。これは、基本的な生活に加えて、趣味や旅行、交際費などを含めた金額です。 また、同調査では「ゆとりのための上乗せ額の使い道」についても以下のような結果が出ています。 使い道 割合 旅行やレジャー 60.0% 日常生活費の充実 48.6% 趣味や教養 48.3% 身内とのつきあい 46.2% 耐久消費財の買い替え 31.7% 子どもや孫への資金援助 19.4% 隣人や友人との付き合い 12.5% とりあえず貯蓄 3.9% その他 0.3% わからない 0.5% この結果からも、老後の「楽しみ」には一定の支出が伴うことがわかります。特に、旅行やレジャーを継続的に楽しむには、計画的な資金準備が必要です。 出典)公益財団法人生命保険文化センター「令和4年度 生活保障に関する調査 p.113,115」 老後の収入の目安 一方、総務省の家計調査によると、65歳以上の夫婦のみの世帯の実収入(月平均)は252,818円です。主な収入源は年金などの社会保障給付ですが、ゆとりある老後の生活費と比べると約12万円の差があります。 出典)統計局「家計調査報告(家計収支編2024年(令和6年)平均結果の概要p.18)」 この差額を埋めるためには、以下のような対策が考えられます。 退職前からの貯蓄や資産形成 定年後の再雇用やパート勤務 支出の見直しや固定費の削減 資産の活用(年金以外の収入源の確保) 老後の生活を安心して楽しむためには、「収入を増やす」「支出を抑える」「資産を活用する」の3つの視点から、バランスよく対策を講じることが重要です。 まとめ この記事では、シニア世代が現在楽しんでいる活動を紹介しながら、定年後の生き方や生活費の実態について解説しました。旅行や趣味、家族との時間など、生きがいにつながる活動は、老後の生活を豊かにする大切な要素です。 一方で、ゆとりある老後を送るには、年金だけでは生活費が不足する可能性があることも明らかになりました。趣味やレジャーを楽しむためには、経済的な備えが欠かせません。 老後の時間を充実させるためには、「生きがい」と「経済的な準備」の両立が重要です。自分にとって何が生きがいになるのかを見つめ直し、それに必要な支出を見積もることで、より安心して定年後の生活を楽しむことができます。 ぜひ、この記事をきっかけに「自分らしい老後の過ごし方」について考え、今からできる準備を始めてみてください。
定年を迎えるにあたり、貯蓄が十分でない場合は、年金だけで生活できるのか、急な医療費や介護費にどう備えるべきかなど、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、実際の収支データをもとに老後の生活費の現状を整理し、支出の見直しや収入の補填、公的制度の活用など、具体的な対処法をご紹介します。 シニア層の約3割が経済的な心配がある 令和6年の内閣府の高齢社会対策総合調査において、「現在の経済的な暮らし向きについてどのような考えを持っているか」という質問に対して、60歳以上の男女のうち、21.8%が「家計にゆとりがなく、心配である」、9.0%が「家計が苦しく、非常に心配である」と回答しており、全体の約3割が経済的な心配がある状態となっています。 出典)内閣府|令和6年度高齢社会対策総合調査(高齢者の経済生活に関する調査) 年金だけで暮らすには?老後の生活費の実態 令和6年の総務省の家計調査によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の家計収支は以下のとおりです。 出典)総務省統計局|家計調査報告(家計収支編2024年(令和6年)平均結果の概要) 関連記事はこちら老後の一人暮らしに生活費はいくら必要? 老後の実収入は約25.2万円 65歳以上の夫婦のみの世帯の実収入の合計は252,818円で、内訳は以下のとおりです。年金などの社会保障給付が、実収入の約9割を占めていることがわかります。 項目 金額 割合 社会保障給付 225,182円(月平均額) 89.1% その他(事業・内職収入、仕送り金など) 27,636円(月平均額) 10.9% 実収入合計 252,818円 100% 老後の消費支出は約28.6万円 65歳以上の夫婦のみの世帯の消費支出と非消費支出の合計は286,877円で、内訳は以下のとおりです。 項目 金額 消費支出に占める割合 食料 76,352円(月平均額) 29.8% 住居 16,432円(月平均額) 6.4% 光熱・水道 21,919円(月平均額) 8.5% 家具・家事用品 12,265円(月平均額) 4.8% 被服及び履物 5,590円(月平均額) 2.2% 保健医療 18,383円(月平均額) 7.2% 交通・通信 27,768円(月平均額) 10.8% 教養娯楽 25,377円(月平均額) % その他の消費支出(諸雑貨・交際費など) 52,433円(月平均額) 20.4% 非消費支出(直接税・社会保険料) 30,356円(月平均額) ー 支出合計 286,877円※ 100% ※数字は、表章単位未満を四捨五入しているため、内訳を足し上げても合計とは一致しません。 年金だけでは老後の生活費は6万円以上不足する? 上述したように実収入(252,818円)を、支出(286,877円)が上回っており、毎月3万円以上の赤字となります。さらに収入のうち、社会保障給付を年金と仮定すると、年金だけでは毎月225,182円となり、平均的な世帯の年金、支出の差額は約6万円にも及びます。 貯蓄が少ない老後にできる生活費の見直し方法 老後に貯蓄が少ない場合、年金だけでは生活費が足りないこともあります。そこで、収支のバランスを見直し、安定した生活を維持する方法を考えることが重要です。貯蓄が少ないときの対処法として、以下のようなものがあります。 固定費を見直して生活費を節約する 老後の支出を抑えるには、まず毎月発生する固定費の見直しが効果的です。通信費(電話・インターネット)、保険料(生命保険・医療保険)、サブスクリプション利用料(動画配信・音楽配信・新聞)などは、契約内容を確認し、不要なサービスの解約やプラン変更を検討しましょう。 さらに、電気・ガス・水道などの光熱費も節約の余地があります。契約会社の見直しや節電グッズの活用によって、月々の支出を抑えることができ、収入に見合った生活を維持する第一歩になります。 シニア向けの働き方で収入を補う 近年では、シニア世代を対象とした短時間勤務や在宅ワークなど、柔軟な働き方が増えています。地域のシルバー人材センターや自治体の支援窓口では、体力やスキルに応じた仕事を紹介してもらえることもあります。 週数日だけの勤務や、無理のない範囲での副業を通じて得られる収入は、生活費の不足分を補うだけでなく、社会とのつながりや生きがいにもつながります。自分に合った働き方を見つけることが、経済的・精神的な安定につながります。 家族との同居や支援で老後の生活費を補う 家族との支え合いも、老後の生活費を補う有効な手段です。同居による住居費や光熱費の分担や、生活費の一部を援助してもらうことで、経済的な負担を軽減できます。 また、収支の状況を家族と共有することで、将来の生活設計や支援の必要性について早めに話し合うことができ、安心感にもつながります。家族との協力は、老後の暮らしを支える大きな力になります。 老後の生活を支える制度やサービス 家計にゆとりがなく、一定の要件を満たす場合は、以下のような公的支援を利用できる場合があります。 年金生活者支援給付金制度 年金生活者支援給付金制度は、年金収入が一定額以下の人を対象に、国が支給する給付金制度です。支給額は対象者の収入や年金額に応じて決まり、老齢・障害・遺族基礎年金の受給者が条件を満たす場合に申請できます。 関連記事はこちら年金生活者支援給付金とは?給付対象や手続き方法を解説 高額療養費制度 医療費が高額になった場合でも、自己負担額が一定の上限を超えた分は払い戻される制度です。年齢や所得に応じて上限額が設定されており、急な入院や治療費がかさんだときの経済的な支えになります。 制度の対象や申請方法などの詳細は、厚生労働省の公式ページをご確認ください。 出典)厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」 持ち家を活用した資金調達方法 貯蓄が少ない場合でも、持ち家がある場合は、以下のような商品やサービスを利用できる場合があります。 リバースモーゲージ リバースモーゲージとは、自宅を担保に老後資金の融資を受けられるシニア向けのローン商品です。毎月の支払いは利息のみとなり、債務者が亡くなった後に自宅を売却して元金を返済する仕組みです。老後の生活資金や医療費用、介護費用などに利用できます。 リースバック リースバックとは、自宅をリースバック運営会社に売却すると同時に、その会社と賃貸借契約を締結することで、売却後も同じ家に住み続けることができる不動産取引です。高齢者や信用情報に不安がある人でも、売却予定のご自宅に一定の価値があれば利用できます。 関連記事はこちらリースバックとは?仕組みからメリット・デメリットまで徹底解説 まとめ 定年後の生活に不安を感じている方は、決して少なくありません。特に、貯蓄が十分でない場合は、「年金だけで本当に暮らしていけるのか?」という疑問を持つのは自然なことです。 この記事で紹介したように、支出の見直しや働き方の工夫、公的支援制度や持ち家の活用など、老後の暮らしを支える選択肢は多くあります。大切なのは、早めに情報を集めて、今のうちから準備を始めること。制度の内容を確認したり、家族と話し合ったりすることで、安心できる老後への一歩を踏み出せます。 制度の詳細は各公式サイトで確認し、不安な方は専門家への相談も検討してみましょう。今できることから始めることで、安心できる老後に一歩近づけます。
人生の終盤をどう過ごすか、それは誰にとっても避けられないテーマです。近年では「終活」という言葉が広く知られるようになり、将来に備えて準備を始める人が増えています。とはいえ、「何から始めればいいか」「いつ始めるのがいいのか」と悩む人も多いのではないでしょうか。 この記事では、終活を始めるタイミングや進め方、準備すべきことについて、具体的なステップを解説します。 終活はいつから始めるべき?年代別の進め方 株式会社NEXERが行った調査によると、終活を始めるのにふさわしい年代として、「60代頃」と回答した人が31.2%、「70代頃」と回答した人が36.9%、「80代頃」と回答した人は10.3%でした。つまり、60代~70代が全体の約7割を占めています。 出典)株式会社NEXER、森正株式会社(SAIKAI&CO.)「【終活、何をする?】実際に終活を行っている78.7%が「不用品処分をしている」」 終活を始めるのにふさわしい年代として、60代~70代と答える人が多い一方で、早く始めると安心できる要素も多分にあるでしょう。あくまで目安ですが、年代別に以下のようなイメージで進めるといいでしょう。 50代:終活の情報収集とライフプランの見直し 将来に備えた準備期間として、情報を整理し始める時期です。まだ終活には早いと感じる方も多いですが、50代は「準備期間」として最適です。老後の生活設計や医療・介護の希望、資産の棚卸しなど、情報を整理し始めることで、60代以降の終活がスムーズになります。 ライフプランを見直す エンディングノートを下書きする 相続や保険を見直す 60代:終活を本格的に始める 生活が安定し始めるこの時期に、終活の基盤を整えましょう。多くの人が終活を始める年代であり、家族との話し合いや書類の整理を進めるのに適しています。 遺言書を作成する 医療や介護についての希望を伝える 不用品の整理や身辺整理をする 70代:終活の実行と確認 家族と共有する段階で、これまでの終活の準備を実際に形にしていく時期です。エンディングノートの完成や、家族への情報共有を行い、必要に応じて専門家のサポートを受けましょう。 エンディングノートを完成させる 家族へ情報を伝える 公正証書遺言を作成する 80代以降:終活の見直しと最終確認 終活の内容を定期的に見直し、家族と連携して安心を確保しましょう。体力的な負担を減らすためにも、家族や支援者と連携して進めることが大切です。 書類を再確認する デジタル遺品を整理する 家族と定期的に話し合う時間を持つ 終活の進め方 終活は、人生の最終章を安心して迎えるための準備です。以下のステップに沿って進めることで、無理なく取り組むことができます。 ステップ1:目的を決める まずは、終活を行う目的を明確にしましょう。代表的な例としては、以下のようなものがあります。 家族に迷惑をかけたくない 自分らしい最後を迎えたい 財産を整理したい 医療や介護の希望を伝えておきたい 目的がはっきりすると、何を準備すべきか見えてきます。 ステップ2:情報を整理する 次に、資産の内容や医療・介護に関する希望など、自身に関わることをリスト化しましょう。代表的な例としては、以下のようなものがあります。 資産(預貯金、不動産、保険など) 医療・介護に関する希望(延命治療の有無、施設の希望など) 家族や親族の連絡先 契約しているサービス(携帯、サブスクリプション、クレジットカードなど) 情報を整理することで、万が一の時にも家族がスムーズに対応することができます。 ステップ3:具体的な行動に移す 情報を整理したら、必要な手続きを進めましょう。 家族と話し合う 専門家へ相談する 遺言書・エンディングノートを作成する 特にエンディングノートは、自分の思いや希望を記録するのに適しており、終活を進めるうえで作成しておくといいでしょう。 終活の準備でやるべきこと 終活をスムーズに進めるためには、以下の分野での準備が重要です。 遺言書の作成 相続トラブルを防ぐうえで、遺言書を作成することは重要です。遺言書には法的効力があり、財産の分配方法や遺族へのメッセージを明確に残すことができます。 医療・介護の意思表示 将来、医療や介護が必要になったときに備えて、治療・介護の意思表示は事前に行いましょう。たとえば、延命治療を希望するかどうか、どのような介護施設を希望するかなどを明確にすることで、家族が判断に迷うことを防げます。 また、「事前指示書(リビング・ウイル)」や「尊厳死宣言公正証書」などの書類を活用することで、医療機関や介護施設に自分の意思を伝えることができます。 出典)公益財団法人 日本尊厳死協会「リビング・ウィルとは」 日本公証人連合会「尊厳死宣言公正証書」 資産の整理 相続の対象となる財産には、プラスの財産だけでなく、マイナスの財産も含まれます。そのため、正確な把握が必要です。 プラスの財産 マイナスの財産 現金 預貯金 株式等の有価証券 動産(車・貴金属・骨董品など) 不動産(土地・建物・駐車場など) 貸借権 特許権 著作権などの権利 など 借入金(ローン)などの債務 未払税金 未払費用 クレジットカードの利用残高 など 特に不動産や有価証券などは、評価額や名義の確認も必要になるため、早めに準備することが重要です。 身辺整理のコツと注意点 終活を進めるうえで、身の回りの整理は欠かせません。以下のポイントを押さえることで、家族の負担を減らすことができます。 モノの整理 思い出の品や長年使っていないものなどは、自分自身で整理するのが理想です。残すもの、譲るもの、処分するものの基準をあらかじめ決めると、作業がスムーズに進みます。 特に、写真や手紙などの思い出の品を残す場合は、家族にとっても大切なものになる可能性があるため、残す理由や背景をメモすると良いでしょう。 デジタル遺品 スマートフォンやパソコンなどのデジタル情報も忘れずに整理しましょう。これらの機器には、ネット上の資産を管理するアプリや、保険などの契約内容の確認メール等が集約されています。遺族がスマートフォンやパソコンのパスワードを知らない場合、ロックを解除することは非常に困難になり、デジタル遺品の確認を進めることも難しくなります。 信頼できる方法でパスワードやアカウント情報を記録・保管することが、家族の負担を減らす鍵となります。最近では、デジタル遺品専用の管理サービスやアプリも登場しており、活用することで安全かつ効率的に管理できます。 出典)独立行政法人 国民生活センター「今から考えておきたい「デジタル終活」 -スマホの中の“見えない契約”で遺された家族が困らないために-」 家族に伝える情報 終活で整理した情報は、家族にしっかり伝えることが重要です。重要な情報(前述した内容や処分してほしいデジタル遺品や家族へのメッセージなど)は、エンディングノートにまとめましょう。エンディングノートを活用すれば、医療・介護の希望、財産の概要、連絡先、メッセージなどを一冊にまとめることができます。 ただし、エンディングノートには法的効力がないため、財産分与などの重要事項は遺言書と併用することが望ましいです。 出典)法務省「エンディングノート」 まとめ 本記事では、終活を始めるタイミングや終活の進め方や準備すべきことを解説しました。終活は、人生の終わりを意識することで、今をより大切に生きるための活動です。 また、終活を早めに準備することで、自身の心の余裕と家族の安心につながります。まずはエンディングノートの1ページを書いてみることから始めてみましょう。小さな一歩が、安心につながります。
この動画はこのようなお悩みをお持ちの方におすすめです ・住宅ローンの支払いが厳しくなった方 ・銀行に住宅ローンの借り換えは難しいと言われた方 概要 SBIシニアの住まいとお金の住宅ローン相談に寄せられた実際のご相談を紹介します。今回の相談者は62歳の男性で、自身で会社経営をしています。現在は62歳でまだまだ仕事は続けていくつもりですが、直近のコロナ禍の影響で赤字決算になってしまい、毎月の住宅ローンの支払いが厳しくなりご相談いただきました。 ご相談者様の状況 ・68歳男性 妻と子ども2名と同居 ・事業収入(会社経営) ・住宅ローン残高 4,400万円 ・住宅ローンの毎月の支払額 35万円 ご相談者のお悩み ・毎月の支払額を減らすために住宅ローンの借り換えをしたい ・条件が良い(金利が低いなど)金融機関を教えてほしい アドバイス 他の金融機関の金利が低い住宅ローンへ借り換え まずは、他の金融機関の金利が低い住宅ローンへの借り換えを提案しました。当時の借り入れ時よりも、現在の金利水準が低く、借り換えメリットが十分に生まれたためです。しかしながら、ご自身が経営する会社が赤字決算であったため、銀行に相談するも審査が難しく断念されました。 リ・バース60への借り換え リバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」は毎月の支払が利息のみになるため、近年では住宅ローンの支払いを減らす手段として注目されています。相談者様の場合は、住宅ローン残高が4,400万円であったため、仮に3%の金利で試算すると、毎月の支払が約11万円になり、約20万円の支払いの軽減が可能でしたが、法定相続人(お子様)の同意が得られなかったため、断念されました。 解決に向けた提案 本動画では、解決に向けた提案として、完済年齢を伸ばすことで住宅ローンの支払額を減らす方法について紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。 SBIシニアの住まいとお金に相談 SBIシニアの住まいとお金では、住宅ローンのお悩みを住宅ローンのプロに直接相談できます。相談料等は全て無料です。セミナーや相談事例に関する質問や相談も受け付けています。ぜひお気軽にご相談ください。 60歳からの住宅ローン相談はこちら
この動画はこのようなお悩みをお持ちの方におすすめです ・リースバックの家賃が払えなくなった方 ・リースバックの利用後、買戻しを検討している方 概要 SBIシニアの住まいとお金のリースバック相談に寄せられた実際のご相談を紹介します。今回の相談者は68歳の男性です。リースバックは、売却時にまとまった現金を得られますが、その後は家賃の支払いが続きます。相談者様は、老後資金を確保するために数年前にリースバックの契約をしましたが、想定外の出費が重なり、毎月の家賃が払えなくなってしまったとのことでした。 ご相談者様の状況 ・68歳男性 ・年金収入のみ ・毎月の家賃 12万円 ご相談者のお悩み ・毎月の支払額を4万円減らしたい アドバイス リースバック会社に家賃の値下げ交渉 まずは、リースバック会社に家賃の値下げ交渉をすることを提案しました。しかしながら、相談者様は断られる可能性が高いため交渉したくない意向があり、断念されました。 家賃の負担を無くすため自宅を買い戻す 次に家賃の負担を無くすために自宅を買い戻すことを提案しましたが、リースバック時に手に入った資金はすでに家賃の支払いや、生活費に充てており、手元の現金では不可能で、こちらも断念されました。 解決に向けた提案 本動画では、解決に向けた提案として、フラット35の親子リレー返済型を活用した買戻しについて紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。 SBIシニアの住まいとお金に相談 SBIシニアの住まいとお金では、リースバックのお悩みを住宅ローンのプロに直接相談できます。相談料等は全て無料です。セミナーや相談事例に関する質問や相談も受け付けています。ぜひお気軽にご相談ください。 60歳からのリースバック相談はこちら
この動画はこのようなお悩みをお持ちの方におすすめです ・住宅ローンのボーナス払いが厳しい方 ・住宅ローンの返済額を減らしたい方 概要 SBIシニアの住まいとお金の住宅ローン相談に寄せられた実際のご相談を紹介します。今回の相談者は64歳の男性で、奥様と二人暮らしです。現在の住宅ローン残高は約1,600万円で、月々の返済額は11万円。毎月の支払は特段問題なく払えているようですが、年2回のボーナス返済額32万円の支払いがギリギリとのことです。来年に定年退職を迎えるため、今のうちに住宅ローンの返済額を減らせる方法は無いかと、ご相談を受けました。 ご相談者様の状況 ・64歳男性 ・住宅ローン残高 約1,600万円 ・毎月の支払額 11万円 ・ボーナス返済額 32万円(年2回) ご相談者のお悩み ・65歳の定年退職までにボーナス返済をなくしたい ・老朽化した自宅のリフォーム資金の借り入れもしたい アドバイス ボーナス返済分を繰り上げ返済 まずは、ボーナス返済分の繰り上げ返済を提案しましたが、ボーナス返済分の残高が約400万近くあり、そこまでの預貯金を持たれていないとのことでしたので、断念されました。 他の金融機関で借り換え 次に他の金融機関での借り換えも提案しましたが、定年退職が迫っており、より良い条件での借り換えの審査が通りそうになく、こちらも断念されました。 解決に向けた提案 本動画では、リバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」を活用した住宅ローンの支払額の軽減方法を紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。 SBIシニアの住まいとお金に相談 SBIシニアの住まいとお金では、住宅ローンのお悩みを経験豊富な住宅ローンのプロに直接相談できます。相談料等は全て無料です。セミナーや相談事例に関する質問や相談も受け付けています。ぜひお気軽にご相談ください。 60歳からの住宅ローン相談はこちら
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