金融/不動産知恵袋

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  • リ・バース60と住宅ローンの違い

    老後に向けて自宅の住み替えやリフォームなどを行う場合、まとまった資金が必要です。しかし、高齢になると住宅ローンを借りるのが難しくなります。高齢者向け住宅ローンの「リ・バース60」を利用する方法もありますが、通常の住宅ローンとは何が違うのでしょうか。 今回は、リ・バース60と住宅ローンの違いや類似点について詳しく解説します。 リ・バース60とは リ・バース60とは、住宅ローンの一種で満60歳以上の方向けの商品です。通常の住宅ローンと同じように、住宅の購入や建築、リフォーム、住宅ローンの借り換えなどに利用できます。 リ・バース60は毎月の支払が利息のみで、月々の返済負担が少ないのが特徴です。元本の支払いは、債務者が亡くなったときに担保不動産を売却して返済するか、相続人が現金で一括返済するかを選べます。 詳細はこちらリ・バース60とは?メリット・デメリットを解説 リ・バース60と住宅ローンの違い リ・バース60と住宅ローンはともに自宅を担保にした住宅ローンであるという意味では同じです。しかし、金融機関の借入限度額への考え方には大きな違いがあります。リ・バース60は不動産の評価額をベースに借入限度額を算出する、不動産担保ローンの考え方に近いです。一方で、住宅ローンは不動産の評価額をベースに借入限度額を算出するというよりは、どちらかというと債務者の与信をベースに借入限度額を算出するという大きな違いがあります。 それを踏まえた上で、リ・バース60と住宅ローンの違いは以下の通りです。 返済方法 リ・バース60は、毎月利息のみを返済する仕組みです。毎月の返済額が小さく、据え置いている元本は債務者の死後に一括返済します。そのため、返済は生きている限り無限に続きます。 一方、住宅ローンは、元本と利息を毎月返済する仕組みです。返済方法は、毎月同じ金額を返済する「元利均等返済」と毎月同じ元本を返済する「元金均等返済」の2つが一般的です。毎月元本を返済していくので、返済期間は有限です。 元利均等返済は返済額が毎月一定のため、返済計画が立てやすいのが特徴です。一方、元金均等返済は元利均等返済より総返済額が小さくなりますが、当初の返済額(元本+利息)が大きくなります。収入や支出、返済期間などを考慮して返済方法を選択することが大切です。 詳細はこちら分かっているつもりで知らない!? 利子の計算方法―― ローン金利の基礎知識(3) 借入限度額 先述の通り、リ・バース60と住宅ローンの借入限度額の算出方法は異なります。 リ・バース60の借入限度額は、不動産評価額の50~60%程度(上限8,000万円)です。仮に不動産の担保評価額が3,000万円なら、1,500~1,800万円(3,000万円×50~60%)となります。 一方、住宅ローンは与信によって返済可能と判断されれば、不動産の購入額のみならず、住宅ローンの手数料や登記費用などといった諸費用分まで融資を受けることもできます。ただし、年齢や収入、勤続年数といった属性に左右されます。 融資対象 リ・バース60は、契約時点で満60歳以上の方が対象です。満50歳以上60歳未満の方も利用できますが、借入限度額の取扱いが変わってきます。 一方、住宅ローンには年齢制限があり、「完済時年齢80歳まで」が一般的です。安定収入があることも条件となるため、転職して勤続年数が短い場合や健康状態に問題がある場合は審査に通らないことがあります。 金利 適用金利は、リ・バース60が年2~3%台です。住宅ローンは年0.4%~ですが、金利タイプ(固定金利・変動金利)や借入期間などによって変わってきます。どちらも金融機関ごとに適用金利は異なるため、比較・検討することが大切です。 その他 リ・バース60と住宅ローンは、団体信用生命保険(団信)の取扱いが異なります。 団体信用生命保険とは、ローン返済中に債務者が亡くなった場合、保険金によって残債が弁済される制度です。住宅ローンは団信に加入するのが一般的ですが、リ・バース60は団信に加入できません。 また、取扱金融機関の数にも違いがあります。リ・バース60は比較的新しい商品であるため、取扱金融機関は限られます。一方、住宅ローンは都市銀行から地方銀行、信用金庫、ネット銀行、ノンバンクまで幅広い金融機関が取り扱っています。 リ・バース60と住宅ローンの類似点 リ・バース60と住宅ローンの類似点についても確認していきましょう。 借り入れまでの流れ リ・バース60と住宅ローンは、申込手続きや審査方法は基本的に同じ手順で行われます。ただし、リ・バース60は住宅ローンの借り入れの流れに加えて、推定相続人の同意が必要になります。これは元本の返済が債務者の死後に行われるという商品性から、相続人の協力が必要なためです。 エリア リ・バース60と住宅ローンは、どちらも対象エリアは全国です。ただし、金融機関によっては対象エリアを限定しているケースもあります。先述の通り、リ・バース60は比較的新しい商品であるため、全国でも取り扱う金融機関が限られ、地方などは対応する金融機関がない場合もあります。 資金使途 リ・バース60と住宅ローンは、住宅の購入や建築、リフォーム、借り換えなどにのみ利用が認められています。事業資金や納税資金、教育資金など、住宅関連以外の使途には利用できません。 収入要件 リ・バース60と住宅ローンは、どちらも一定の収入が必要です。これはどちらも借入可能額が返済比率を基に審査されるためです。そのため、リ・バース60は毎月の返済額が少ない傾向にあり、住宅ローンに比べると比較的少ない収入で借り入れができます。 その他 リ・バース60と住宅ローンは、どちらも抵当権による不動産の担保設定が必要です。取扱金融機関ごとに異なるものの、基本的に事務手数料や返済手数料も発生します。また、「市街化調整区域が利用できない」「再建築不可物件が利用できない」といった諸条件も同じです。 まとめ 年齢の関係で住宅ローンを組めない場合は、リ・バース60が選択肢となります。リ・バース60は住宅ローンの一種ですが、通常の住宅ローンとは異なる点もあります。老後に向けて住宅取得やリフォームを検討するなら、リ・バース60と住宅ローンの違いを理解しておきましょう。 リ・バース60の商品詳細はこちら リ・バース60の資料を請求する 約1週間でご登録の住所へ郵送いたします。※大型連休は1週間以上かかる場合がございます。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。 リ・バース60とは?メリット・デメリットを解説 老後生活への準備として住み替えやリフォームを検討する場合、まとまった資金が必要になります。手元の預貯金を生活費として残しておくために、住宅ローンやリフォームローンを検討するかもしれません。し...記事を読む

  • 住宅ローンを比較する5つのポイント

    住宅ローンを比較する5つのポイント

    マイホームは、住宅ローンを利用して購入するのが一般的です。さまざまな金融機関が住宅ローンを扱っているので、どのように選べばよいかわからないのではないでしょうか。 自分に合った住宅ローンを選ぶには、比較するポイントを理解しておくことが大切です。今回は、住宅ローンを比較する5つのポイントをお伝えします。 住宅ローンの比較ポイント1:審査基準 住宅ローンでは、基本的に審査金利と返済比率が独自に決められています。 まず、審査金利とは、住宅ローン審査で使われる金利のことで、通常は適用金利よりも高めに設定されています。次に、返済比率は年収に対する年間返済額の割合(年間返済額÷年収)を意味し、一般的には30~35%が基準といわれています。 高めの金利で審査が行われると借入可能額が下がるため、借入希望額によっては審査に落ちる可能性があります。また、連帯債務者の収入を返済比率にどのように組み込むかによっても、審査結果は変わってきます。 注文住宅の場合は、土地先行決済の分割融資(つなぎ融資、土地先行融資)への対応が可能かどうかも確認しておきたいポイントです。 まずは不動産会社や金融機関の担当者に話を聞き、借りられそうだと判断できる場合は仮審査に申し込んでみましょう。 関連記事はこちら住宅ローンの審査基準は?通らない場合の対処法も紹介 住宅ローンの比較ポイント2:金利 住宅ローンは適用金利が下がるほど、毎月の返済額や総返済額を減らすことができます。金利タイプが同じであれば、最も金利が低い住宅ローンを選ぶといいでしょう。 住宅ローンで比較が難しいのが、固定金利期間選択型(当初固定型)の住宅ローンです。固定金利期間が終了すると、一般的に変動金利に切り替わるため、当初の固定金利だけでなく、変動金利も考慮して比較する必要があります。 住宅ローンの比較ポイント3:手数料 住宅ローンを借りる際は以下の手数料がかかります。 事務手数料 保証料 司法書士に払う登記費用 事務手数料は、借入金額にかかわらず定額の場合もあれば、借入金額の一定割合(借入金額×〇%)の場合もあります。借入金額が大きいときは、定額を選ぶと費用を抑えられる可能性があります。 保証料は、保証会社に支払う費用です。債務者が住宅ローンを返済できなくなった場合、保証会社が代わりに返済する仕組みになっています。保証料は一括で払うか、0.2%程度の金利が上乗せされます。 保証料が無料の住宅ローンもありますが、その場合は事務手数料が高くなることがあります。そのため、事務手数料と保証料はセットで比較するといいでしょう。 住宅ローンを借りる際は所有権の移転登記や抵当権を設定する必要があるため、司法書士に払う登記費用もかかります。司法書士は一般的に自分で探すのではなく、金融機関や不動産会社に紹介してもらえます。 また、繰り上げ返済や借り換えなどを見据えて、一部繰上返済手数料や全額繰上返済手数料も忘れずに確認しておきましょう。 住宅ローンの比較ポイント4:団体信用生命保険 住宅ローンの団体信用生命保険(団信)とは、債務者が返済期間中に死亡または高度障害状態になった場合に、住宅ローンの残債が全額弁済される保険のことです。団体信用生命保険は、特約の種類や上乗せされる保険料(金利)が比較対象となります。 特約については、特定の疾病にかかると住宅ローン残高が0円になる、一定期間の返済相当額を保障してくれるなど、さまざまな種類があります。住宅ローンを比較する際は、特約の種類をそろえるとわかりやすいでしょう。 団体信用生命保険は、基本的に年齢や性別による保険料の違いはありません。一方で、医療保険やがん保険で保障を確保しようとすると、年齢が高くなるほど保険料が割高になるため、借入時の年齢が上がれば上がるほど団体信用生命保険による保障が有利に働きます。 住宅ローンの比較ポイント5:口座開設の手間、返済のしやすさ 住宅ローンでは、他の金融機関の口座を返済口座に指定できないことが多いため、口座を持っていない場合は新たに口座開設が必要になります。 マイホームを購入するときはやることが多いので、金利差が小さい場合はすでに口座を持っている金融機関で住宅ローンを借りるのも一つの考え方です。取引の実績があれば、金利優遇などを受けられる可能性もあります。 ただし、口座開設の手続きはアプリ上で完結するなど、短時間で済むこともあります。また、他の金融機関から手数料無料で返済口座に資金移動ができたり、他行の口座を返済口座に指定できたりする銀行もあります。 住宅ローンを選ぶときは、口座開設の手間や返済のしやすさについても比較しましょう。 まとめ 上記で紹介した5つのポイント以外にも、住宅ローンを利用すると、特典を受けられることがあります。たとえば、金融機関によっては、振込手数料やATM手数料が一定回数まで無料になります。また、新たな借り入れの際に金利優遇が適用されることもあります。住宅ローンの特典内容は金融機関によって異なるので、どのような特典を受けられるかも確認しておくといいでしょう。 住宅ローンは、比較するポイントを明確にすると選びやすくなります。ただし、希望条件をすべて満たす住宅ローンがあるとは限らないので、何を重視するか優先順位をつけることが大切です。マイホームを購入するときは、今回紹介したポイントを参考に住宅ローンを比較してみましょう。 住宅ローンの借り換えで忘れてはいけない注意点 住宅ローンの借り換えとは、新たな住宅ローンを借りて既存の住宅ローンを一括返済することです。現在より低金利の住宅ローンに借り換えることで、総返済額を減らせる可能性があります。 ただし、住宅ロー...記事を読む 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • リースバックとリバースモーゲージの違いを徹底解説

    リースバックとリバースモーゲージの違いを徹底解説

    近年、「リースバック」や「リバースモーゲージ」が老後資金を確保する手段として注目されています。持ち家があっても十分な老後資金がない場合、自宅を売却してまとまった資金を得ることもできますが、自宅を売却してしまった場合は別の住居を探さなくてはなりません。 しかし、リースバックやリバースモーゲージを利用すれば、まとまった資金を手に入れながら自宅に住み続けられます。それぞれメリット・デメリットはあるものの、高齢者が老後資金を確保するために利用するなら、リースバックの方がメリットは大きい場合があります。 そこで今回は、リバースモーゲージよりリースバックの方が優れている点を紹介します。 リースバックとリバースモーゲージの違いとは? リースバックの概要についてはこちら まずはリースバックとリバースモーゲージ、それぞれの特徴を確認しておきましょう。 リースバックとは リースバックとは、不動産売買と賃貸借契約が一体となったサービスです。自宅をリースバック運営会社に売却し、その会社と賃貸借契約を締結して毎月家賃を払うことで、売却後も同じ家に住み続けられます。 リースバックは不動産取引であるため、基本的に年齢制限や年収基準、家族の同居制限はありません。また、賃借権は相続されるので、契約者にもしものことがあっても配偶者は住み続けられます。 詳細はこちらリースバックとは?仕組みやメリット・デメリットを解説 リバースモーゲージとは リバースモーゲージとは、自宅を担保に借り入れができる高齢者向けのローン商品です。毎月の支払いは利息のみで、債務者の死亡後に相続人が自宅の売却もしくは現金一括で元本を返済します。一般的なローンとは異なり、毎月の支払いは利息のみなので、月々の返済額を抑えられるのがメリットです。 ただし、元金は据え置きなので、長生きするほど利息負担が増えるリスクがあります。また、自宅の売却代金よりローン残債の方が多かった場合、残った債務が相続人に引き継がれることがあります。 詳細はこちらリバースモーゲージとは?メリット・デメリットや老後資金づくりの方法を紹介 リースバックのメリット・デメリット リースバックは、一般的な売却に比べて資金化までのスピードが早く、短期間での資金調達が可能です。また、売却後は所有権が運営会社に移転するため、家を所有することにより発生するリスクを無くせることもメリットの一つです。 一方で、リースバックで自宅を売却する場合、売却価格が市場価格よりも安くなってしまう点がデメリットとして挙げられます。また、契約の種類によっては一定期間後に引っ越しを迫られる可能性があり、同じ家にずっと住み続けられるとは限らない点にも注意が必要です。 詳細はこちらリースバックのデメリットやリスクは?トラブル事例や注意点を解説 リバースモーゲージのメリット・デメリット リバースモーゲージは、自宅を担保とした借り入れのため、自宅に住み続けながらまとまった資金を調達することができます。毎月の支払が利息のみのため、月々の支払を抑えることができる点がメリットです。 一方で、リバースモーゲージでは、資金使途や対象不動産に制限がある場合が多く、融資条件が厳しいのがデメリットです。更に、毎月の支払いが利息のみで元金が減らないため、返済が長期化すればするほど返済負担が大きくなってしまう点に注意が必要です。 リバースモーゲージよりリースバックの方が優れている点 リバースモーゲージよりリースバックの方が優れている点は以下の4つです。 誰でも利用できる リースバックは不動産売却なので、基本的に与信面で断られることはありません。また、年齢制限や年収基準がないので、持ち家があれば高齢者でも利用しやすいでしょう。 一方で、リバースモーゲージは自宅を担保とした融資であるため、金融審査があります。年齢制限や年収基準が設定されていることが多く、一定の収入がないと与信面で否決される可能性があります。 ローンを完済できる リースバックは不動産売却なので、住宅ローンが残っていても売却資金で完済できます。ただし、売却資金が住宅ローンの残債を上回る必要がある点には注意が必要です。 一方で、リバースモーゲージは融資なので、ローンが残っている状態がずっと続きます。毎月の支払いは利息のみですが、市場金利が上昇すれば、毎月の返済額が増えて支払いが困難になる可能性があります。 相続対策になる リースバックは自宅を売却して現金化するため、相続時に財産分与しやすいのがメリットです。特に複数の相続人がいる場合、自宅をどのように分けるかを考える必要がないので、相続問題を回避しやすくなります。 一方で、リバースモーゲージは、債務者の死亡後に自宅を売却して元本を返済する仕組みですが、売却資金がローン残債より少ない場合、残った債務は相続人に引き継がれます(リコース型の場合)。ノンリコース型なら債務が残っても相続人に返済義務は生じませんが、リコース型に比べて適用金利が高い傾向にあります。 持ち家の所有リスクを移転できる リースバックで自宅を売却すれば、持ち家の所有リスクを移転できます。そのため、自宅の維持管理のためのメンテナンスコストが不要である点や、突発的な地震や台風といった自然災害で住居に被害が出ても、修繕費用は運営会社が負担してくれるので安心です。 一方で、リバースモーゲージは、資金調達後も持ち家であることに変わりはないので、メンテナンスコストや建物に被害が出たときの修繕費用は自身で負担しなくてはなりません。住まいに関する資金も借り入れする事が出来ますが、借入金が膨らんでしまう点には注意が必要です。 リースバックとリバースモーゲージは似て非なるもの リースバックとリバースモーゲージ*の共通点は以下の通りです。 不動産を活用して資金調達する 相続後に不動産は残らない リースバックとリバースモーゲージは、自宅を活用して資金調達できるのは同じです。タイミングは異なりますが、どちらも最終的には自宅を売却するため、相続後に不動産が残らないのも共通点です。 その一方で、以下のような相違点があります。 所有権移転のタイミング 資金の受け取り方(売却と融資) 月々の支払い(家賃と利息) リースバックは、自宅を売却して賃貸に切り替えた時点で所有権は運営会社に移転します。それに対して、リバースモーゲージは債務者の死亡後、自宅を売却して元本を返済する仕組みなので、債務者が生きている間は自宅の所有権は移転しません。 また、リースバックは売却資金を受け取り、その後は毎月家賃を払うのに対し、リバースモーゲージは融資金を受け取り、毎月利息を払うのも相違点です。 リースバックとリバースモーゲージは不動産を活用して資金を調達できるという点から似ていると感じるかもしれませんが、リースバックは不動産売買+賃貸借契約、リバースモーゲージは不動産担保融資であり、その特徴や仕組みは大きく異なります。 まとめ リースバックとリバースモーゲージを比較すると、利用しやすさや相続対策、所有リスクを移転できる点などはリースバックの方が優れています。持ち家があって十分な老後資金を準備できていない場合は、リースバックの利用を検討してみてはいかがでしょうか。 リースバックならSBIスマイル リースバックの商品詳細はこちら リースバックの仮査定を申込む 想定売買価格と家賃を最短即日で回答致します※SBIスマイルのwebサイトへ遷移します リースバックとは?仕組みを解説 リースバックとは、自宅を売却することで、まとまった資金を手に入れることができる資金調達方法で、売却後も同じ家にそのまま住み続けることができます。ただし、リースバックにはデメリットもあるので、...記事を読む 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンを比較する5つのポイント

    不動産担保ローンを比較する5つのポイント

    不動産担保ローンとは、土地や建物などの不動産を担保にお金を借りることができるローンです。不動産(自宅)を担保にお金を借りるという点では、住宅ローンと大きな違いはありません。ただし、住宅ローンは資金使途が住宅購入に限定されるのに対し、不動産担保ローンの資金使途は基本的に自由です。そのため、既に借りているローンの借換資金や運転資金、開業資金、教育資金、納税資金など、状況に応じてさまざまな使途に利用できます。 銀行やノンバンクなど、多くの金融機関が不動産担保ローンを提供しています。そのため、初めて不動産担保ローンを利用する場合は、どのようなポイントを比較すればいいかわからないのではないでしょうか。そこで今回は、不動産担保ローンを比較する5つのポイントを紹介します。 比較するポイント1 ― 融資金額 不動産担保ローンの概要についてはこちら 不動産担保ローンの融資金額は、担保不動産の評価と会社ごとに設定している担保掛目でほぼ決まります。そのため、年収や勤務先、勤続年数といった個人の与信による上乗せは、あまり期待しないほうがいいでしょう。 担保掛目とは、担保不動産の評価額に対して金融機関が設定する比率のことで、担保掛目が大きいと融資金額も大きくなります。一般的に担保掛目は評価額の70~80%程度に設定されており、金融機関によって差があります。 また、担保不動産の評価方法も金融機関によって異なるため、同じ担保不動産でも融資金額に差が出てきます。不動産担保ローンを利用する場合は、複数の金融機関に相談して融資金額を比較しましょう。 比較するポイント2 ― 費用(金利、手数料など) 不動産担保ローンでは金利や手数料がかかるため、これらの費用も比較するポイントになります。不動産担保ローンでかかる主な費用は以下の通りです。 金利 事務手数料 登記費用(司法書士報酬、登録免許税など) 審査に必要な書類の取得費用(住民票、印鑑証明書など) 印紙代 繰上返済手数料(一部繰上返済と全部繰上返済で手数料が異なる) これらの中で、まず比較しておきたいのは金利です。融資金額と返済期間が同じ場合、金利によって月々の返済額や総返済額は大きく違ってきます。月々の返済額だけに注目しがちですが、必ず総返済額も比較しましょう。 また、事務手数料をはじめとする諸費用も無視できません。特に事務手数料は「融資金額の~%」という形でかかるため、数%の差で負担する費用は大きく変わります。借り換えの場合は、今まで借りていたローンの一括返済時に繰上返済手数料がかかるので、諸費用を考慮しても借り換えたほうが有利なのか判断する必要があります。 比較するポイント3 ― 融資までのスピード 不動産担保ローンの融資までのスピードは「最短3日」「1ヵ月程度」など、金融機関によって異なります。早期に資金を用意しなくてはならない場合は、借入が必要なタイミングを伝えて、希望する時期に間に合うかを確認するといいでしょう。早期に資金が必要なことを事前に伝えておけば、優先的に対応してくれる場合もあります。 ただし、融資までのスピードは早いほどいいとは限りません。担保不動産の価値を評価するには、現地調査なども必要になるため、ある程度の時間を要します。「即日融資が可能」とうたっている金融機関もありますが、担保不動産の価値を過小評価され、結果として金利が高くなってしまう可能性があるので注意が必要です。 比較するポイント4 ― 融資担当者の対応 不動産担保ローンを利用するときは、融資担当者の対応についても比較しましょう。一般の方にとって不動産担保ローンの手続きは複雑で、意味を理解するのが難しい用語も多く出てきます。融資担当者が手続きや用語についてわかりやすく解説し、サポートしてくれれば、初めてでも安心して利用できます。 金融機関によっては、専属の担当者をつけてくれたり、電話でサポートを受けられたりするところもあります。金利や費用はもちろん大事ですが、融資担当者の対応が適切でないと、スムーズに契約できずにトラブルになる恐れもあるので、安心して任せられる担当者を選びましょう。 比較するポイント5 ― 金融機関の信頼性 不動産担保ローンは、金融機関選びも重要なポイントになります。先程も触れたように、担保不動産の評価は金融機関によって異なるため、有利な条件で融資を受けるには信頼性の高い金融機関を選ぶことが大切です。 不動産担保ローンを借りている中で、融資を受けた金融機関が倒産する可能性もあります。また、金利や費用、融資までのスピードなど、1つのポイントだけで判断すると、ローンを借りたあとにトラブルに巻き込まれるかもしれません。営業年数や融資実績、ブランド、提案内容などを比較したうえで、安心して利用できる金融機関かどうか判断しましょう。 まとめ 不動産担保ローンは資金使途が基本的に自由なので、運転資金や開業資金など、まとまった現金が必要になった場合や長期で融資を受けたい場合に活用できます。ただし、金融機関によって担保不動産の評価方法は異なり、融資金額や金利などの融資条件、諸費用にも差があります。 不動産担保ローンを利用する際は、必ず複数の金融機関に相談して比較検討することが大切です。この記事で紹介した5つのポイントを参考に、不動産担保ローンを提供する金融機関を比較してみてください。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンとは?メリット・デメリットを解説 不動産担保ローンとは、不動産を担保にすることで、お金を借りることができる商品です。不動産を担保にするため、まとまった金額を低金利で借り入れることが可能です。一方で、万が一返済不能になった場合...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンにおける銀行とノンバンクの違い

    不動産担保ローンにおける銀行とノンバンクの違い

    不動産担保ローンで資金調達する場合、銀行とノンバンクのどちらを利用すべきか悩むのではないでしょうか。ノンバンクとは、銀行のように預金業務を行わず、与信業務(融資)に特化した金融機関のことです。銀行は預金業務を行っていることもあり、「なんとなく銀行のほうが安心」と思う方もいるでしょう。しかし、銀行とノンバンクの不動産担保ローンはそれぞれ特徴に違いがあるため、ご自身の状況に合わせて最適な金融機関を選ぶことが大切です。今回は、不動産担保ローンにおける銀行とノンバンクの違いについて解説します。 銀行とノンバンクでは何が違う? 不動産担保ローンの概要についてはこちら 不動産担保ローンにおいて、銀行とノンバンクでは「総量規制(そうりょうきせい)」という法律の点で大きく異なります。総量規制とは、個人(個人事業主を除く)の借入総額が、原則、年収の3分の1までに制限される規制のことです。返済能力を超えた債務で生活が破綻するのを防ぐために、個人向けの貸付には借入金額に上限が設けられています。不動産を担保とする貸付は総量規制の適用除外となりますが、自宅を担保とする場合は適用除外とならず、総量規制の対象となります。不動産担保ローンは価格が高額な不動産を担保に融資を受けるため、借入金額が年収の3分の1を超える可能性が高いでしょう。 銀行法が適用される銀行は総量規制の対象外であるため、会社員(個人)でも銀行を利用すれば、自宅を担保に融資を受けられます。しかし、貸金業法が適用されるノンバンクには総量規制があるため、自宅を担保に年収の3分の1を超える範囲で生活資金などの融資を受けることはできません。そのため、会社員が自宅を担保に年収の3分の1を超える範囲で生活資金などの融資を受けたいのであれば、銀行を利用することになります。 融資条件で見るそれぞれの特徴 次に、不動産担保ローンの融資条件について、銀行とノンバンクそれぞれの特徴を確認していきましょう。 金利と手数料 銀行の不動産担保ローンは、ノンバンクに比べて比較的金利が低めに設定されていることが多いです。たとえば、資金使途が限定されていない不動産担保フリーローンの場合、ある銀行では最低金利が1.0%前後であるのに対し、あるノンバンクでは2.5%前後となっています。 また、金利以外にも不動産担保ローンは以下のような手数料がかかります。 事務手数料 繰上返済手数料(解約料) 印紙代 登記費用 手数料については、銀行とノンバンクの違いというよりは、金融機関によって異なります。銀行・ノンバンクにかかわらず、金利と手数料の両方を考慮して、支払う費用面で有利なローンを選ぶことが大切です。無事に返済を終えるには繰り上げ返済を活用することも重要なので、繰り上げ返済の条件や手数料も確認しておきましょう。 融資額 不動産担保ローンの融資金額の幅(最低融資金額~融資限度額)は、金融機関によって差があります。しかし、希望する金額の融資を受けることが出来るかどうかは、あくまで担保とする不動産の評価と担保掛目によって変わります。 担保掛目とは、担保不動産の評価額に対して金融機関が設定する比率のことで、担保掛目が大きいほど借りられる金額は大きくなります。一般的に担保掛目は評価額の70%~80%程度に設定されていますが、一部のノンバンクでは80%を超えるところもあります。 年収や勤続年数といった与信も審査されますが、融資額は結局のところ、担保不動産の評価による影響が大きいです。金融機関選びは、自分が希望する金額が融資可能額の範囲内にあるかどうかを前提として、担保不動産の評価と掛け目がポイントになります。銀行・ノンバンクにかかわらず、希望する金額を借りられるかどうかを重視するといいでしょう。 融資までの日数 不動産担保ローンでは、銀行よりノンバンクのほうが、融資までの日数が早いことが多いです。あくまでも目安ですが、ノンバンクは1週間~2週間で融資が実行されるのに対し、銀行は2週間~1か月かかります。銀行は担保不動産の評価はもちろん、属性も厳しく審査されますし、保証会社の保証をつけることが多いため、ノンバンクに比べて日数がかかる傾向にあります。そのため、少しでも早く資金を調達したい場合は、銀行よりノンバンクを利用したほうがいいかもしれません。 そもそも不動産担保ローンは、担保となる不動産の調査が必要になるため、無担保ローンに比べると融資実行までに時間がかかります。多くの金融機関が「最低〇日」といった表記をしていますが、資金計画の際は保守的に「早くても1週間はかかる」と考えておくといいでしょう。 審査基準(与信と担保不動産) 不動産担保ローンの審査基準については、銀行よりノンバンクのほうが柔軟なことが多く、与信面では、過去に銀行で断られた場合や返済の延滞歴がある場合でも、ノンバンクに相談すれば融資してもらえる可能性があります。 また、担保不動産では「借地権がついている」「建ぺい率や容積率がオーバーしている」など、いわゆる「既存不適格」の物件の場合、銀行では断られるケースがほとんどです。しかし、ノンバンクによっては「借地権者の承諾書を取得する」「担保掛目を下げる」といった対応で担保の適格性を確保することで、融資してもらえる可能性があります。 また、不動産担保ローンの資金使途は原則自由ですが、一部の銀行では開業資金や納税資金などが認められないケースもあります。一方、ノンバンクは基本的にこのような制限はなく、開業資金や納税資金にも利用できます。そのため、不動産担保ローンで調達する資金の用途によっては、銀行よりノンバンクのほうがいいかもしれません。 まとめ ここまで説明してきたように、不動産担保ローンは、銀行とノンバンクでそれぞれ特徴に違いがあります。銀行は金利が比較的低く設定されていますが、融資基準が厳しい場合や、融資実行までに時間がかかることがあます。 それに対して、ノンバンクは銀行より金利は高くなってしまう可能性はありますが、融資基準が柔軟で、融資実行までの日数も短いのが特徴です。これらのことから、なんとなく銀行の方が安心という理由のみで銀行に決めるのではなく、自身の担保不動産の状況や資金使途、金利や手数料などの融資条件を踏まえた上で、どこの金融機関が良いのかを総合的に判断する必要があります。まずは、銀行とノンバンクのどちらかに絞るのではなく、複数の金融機関に相談し、自分に合ったローンを利用することが大切です。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンとは?メリット・デメリットを解説 不動産担保ローンとは、不動産を担保にすることで、お金を借りることができる商品です。不動産を担保にするため、まとまった金額を低金利で借り入れることが可能です。一方で、万が一返済不能になった場合...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • リースバックを比較する5つのポイント

    リースバックを比較する5つのポイント

    リースバックとは、自宅を不動産会社などのリースバック運営会社に売却し、その会社と賃貸借契約を締結することで、売却後も同じ家に住み続けられるサービスです。近年は高齢化により老後資金の確保の選択肢の一つとして、リースバックの需要は増加傾向にあり、リースバックを取り扱う会社も増えています。 リースバックを利用すれば、自宅を売却してまとまった現金を確保しながら、引き続き同じ家に住み続けることができます。また、売却後は所有権が運営会社に移転するので、自宅の相続についてのトラブルを回避できます。ただし、リースバックは会社によって売買価格や家賃などの諸条件・サービス内容に違いがあるので、複数の会社を比較したうえで利用することが大切です。今回は、リースバックを比較する5つのポイントについて解説します。 リースバックを比較するポイント1:売買価格 リースバックの概要についてはこちら リースバックでは、運営会社によって、不動産の評価方法に違いがあるため、売買価格は変わってきます。また、運営会社が売主の家賃滞納リスク、買戻しに応じるために自由に売買できない制約を抱えていることも、売買価格に影響を与えます。リースバックで自宅を売却するときは、なるべく高い価格で売却できる方が良いと考えがちですが、売買価格は家賃とトレードオフの関係にあるため、売買価格だけで決定するのではなく、その他の条件を踏まえた上で総合的に判断しましょう。 また、売買価格のほかに、以下のような取引コストに注目することも大切です。 仲介手数料 事務手数料 抵当権の抹消手数料 リースバックの多くは仲介手数料がかかりますが、運営会社が買主になることで仲介手数料が発生しないケースもあります。事務手数料については、無料の会社もある一方で、30~50万円程度の事務手数料を請求されることもあります。また、住宅ローンが残っている場合は、抵当権の抹消費用を請求されますので、金額が適正かどうかは確認しておく必要があります。 リースバックでは、自宅を少しでも高く売却し、安い家賃で借りることが理想です。しかし、売買価格や家賃だけに注目するのではなく、取引コストなどの他の比較ポイントも含めて総合的に判断しましょう。 リースバックを比較するポイント2:家賃 リースバックでは、自宅の売却後に家賃を支払うことになりますが、運営会社によって家賃に差があります。また、売買価格でも述べましたが、一般的に売買価格と家賃はトレードオフの関係にあり、売買価格が下がれば家賃も下がります。運営会社によっては「家賃を何ヶ月か猶予する」「売買代金の一部を預け入れすれば家賃が下がる」と提案されるケースもあるかもしれません。しかし、それは単に売買価格を低く見積もっているだけです。家賃は安ければいいわけではなく、売買価格も含めて比較することが大切です。 また、リースバックで売却した自宅を借りる際は、敷金や礼金、更新料、家賃保証会社への保証料も必要になります。これらの費用は無料の会社もあれば、有料の会社もあるので、家賃も含めてしっかりと比較しましょう。 リースバックを比較するポイント3:賃貸契約期間 リースバックは、自宅を売却した後も同じ家に住み続けられるのがメリットです。しかし、リースバックの多くは賃貸契約期間が3年などに定められている「定期借家契約」になります。ほとんどの運営会社は「再契約することでそのまま住み続けることは可能」と謳っていますが、運営会社の事情で再契約されないことも考えられます。そのため、貸主からの解約申し入れには正当事由が必要である「普通借家契約」のほうがより良い契約と言えるでしょう。定期借家契約でリースバックを利用する場合は、運営会社の都合で再契約ができずに契約が終了することも想定し、状況に応じて引っ越しする覚悟が必要です。 リースバックを比較するポイント4:買戻し条件(価格、期間) リースバックは、売却した自宅の買戻しが可能であることも特徴のひとつです。将来的に自宅を買い戻すことを想定して、リースバックを検討する方も多いのではないでしょうか。しかし、リースバックで自宅を買い戻すときの価格は、売却時よりも高くなることが多いです。 また、買戻し条件も運営会社によって異なるため、予定通り買い戻せるかはわかりません。予め価格や賃貸契約期間などの条件が決まっていて、それらが書面化されていれば、買戻しについてのトラブルを避けられます。買戻し価格を提示してくれる会社が複数ある場合は、より安い価格で買戻しができる会社を選ぶといいでしょう。運営会社によっては、買戻し条件があいまいなところもあるので注意が必要です。 リースバックを比較するポイント5:運営会社の信頼性 リースバックを利用する際は、運営会社の信頼性も重要なポイントです。実績や業績などを比較して、倒産リスクが低い会社を選びましょう。家賃を低くするために売買代金の一部を預け入れしている状態で運営会社が破産した場合には、その預けている売買代金の一部は戻ってこない可能性が高いです。 また、管理業務の体制やサービスついても、内容を調べて比較しておきましょう。中には専用窓口を設置して、高齢者を対象にした見守りサービスや家事代行サービス、宅食サービスなどを提供している会社もあります。 まとめ リースバックは、自宅を売却した後も同じ家に住み続けられるので、老後資金の不足など、まとまった現金が必要な場合に活用できます。ただし、運営会社によって売買価格や家賃、取引コストだけでなく、賃貸契約期間や買戻し条件も異なります。リースバックを検討する際は、自身の状況をきちんと整理し、必ず複数の会社から見積もりを取るなど、比較検討したうえで利用するサービスを決めることが大切です。自宅を売却した後も安心して同じ家に住み続けられるように、この記事で紹介した5つの比較ポイントを参考にリースバックの運営会社を比較してみてください。 リースバックならSBIスマイル リースバックの商品詳細はこちら リースバックの仮査定を申込む 想定売買価格と家賃を最短即日で回答致します※SBIスマイルのwebサイトへ遷移します 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。 リースバックとは?仕組みを解説 リースバックとは、自宅を売却することで、まとまった資金を手に入れることができる資金調達方法で、売却後も同じ家にそのまま住み続けることができます。ただし、リースバックにはデメリットもあるので、...記事を読む

  • 不動産担保ローンで即日融資を狙うならまずはカードローンを借りた方がいい4つの理由

    不動産担保ローンで即日融資を狙うならまずはカードローンを借りた方がいい4つの理由

    不動産担保ローンを提供している金融機関の中には、即日融資に対応しているところもあります。不動産を所有しているときに至急まとまった資金が必要になれば、不動産担保ローンで即日融資を受けることを考えるかもしれません。しかし、不動産担保ローンで即日融資を狙うなら、まずはカードローンを借りるのがおすすめです。カードローンをつなぎとして活用することで、結果的に不動産担保ローンのメリットを最大限享受することが可能となるからです。今回は、不動産担保ローンのつなぎとしてカードローンを借りた方がいい4つの理由と注意点について解説します。 まずはカードローンを借りた方がいい4つの理由 不動産担保ローンの概要についてはこちら ここでは、不動産担保ローンで即日融資を狙うときに、まずはカードローンを借りた方がいい理由を4つ紹介します。 カードローンであれば、基本的には即日融資 不動産担保ローンは、担保となる不動産を評価するための時間が必要です。短時間で不動産を評価するのは難しく、一般的には審査に数日かかるため、融資が実行されるまでに1週間程度の期間が必要になってきます。一方、無担保で借りられるカードローンなら審査は早く、即日融資も可能です。カードローンを利用すれば、不動産担保ローンの融資実行までに必要な資金をすぐに準備できます。 カードローンは融資事務手数料・繰上返済手数料がかからない カードローンは金利が高く、返済額に占める利息の割合が大きいため、長期の借り入れには向きません。しかし、カードローンは融資事務手数料や繰り上げ返済手数料がかからないので、短期間の利用には適しています。急ぎでまとまった資金が必要な場合は、カードローンをつなぎで利用しながら不動産担保ローンの審査を受けましょう。不動産担保ローンの融資実行後、その資金でカードローンを一括返済すれば、カードローンの利用は短期間で済みます。 甘い審査で借りれば、結果的には金利が高くなる 不動産担保ローンを提供する金融機関の中には、「即日融資が可能」とうたっているところもあります。しかし、担保不動産の価値を正確に審査するには現地調査などを含め、最低でも数日は必要です。そのため、即日融資で融資する場合、担保不動産の価値を過小評価せざるを得なく、極端なケースでは無担保で融資しているのと大差がないこともあります。甘い審査で不動産担保ローンを借りてしまうと、結果的には金利が高くなってしまします。 信頼性の高い金融機関で借りるべき 不動産担保ローンで資金調達をする場合、金融機関選びは重要です。担保不動産や債務者の属性の評価は、金融機関によって異なります。より有利な条件で融資を受けるには、複数の金融機関に相談して提案された内容を比較・検討したうえで、信頼性の高い金融機関でローンを借りることが大切です。金融機関選びに注力することで、結果的に金利や返済期間等、自身にとって有利となる条件のメリットを最大限享受することが可能となります。 カードローンを借りると審査のマイナスに? カードローンを借りると、不動産担保ローンの審査にマイナスになるか気になるのではないでしょうか。しかし、カードローンを借りたからといって、審査のマイナスになることはほとんどありません。ただし、カードローンを利用した理由について、金融機関にしっかりと説明する必要はあります。不動産担保ローンの相談をするときに、カードローンを借りた経緯や必要性について説明できるように準備しておきましょう。また、基本的には不動産担保ローンの借り入れと同時にカードローンの返済を求められます。 カードローンをつなぎとして利用する場合の注意点 カードローンをつなぎとして利用する場合は、融資額に注意しましょう。不動産担保ローンの融資限度額以上をカードローンで借りると、カードローンから不動産担保ローンへの借り換えができなくなるからです。不動産担保ローンでは、担保とする不動産の市場販売価格の6割~7割程度が、融資額の上限の目途になります。たとえば、担保とする不動産の市場販売価格が5,000万円であれば、3,000万円~3,500万円が融資額の上限です。ただし、実際の融資額は担保不動産だけでなく、債務者の属性も含めて総合的に審査したうえで決定されます。そのため、カードローンの借り入れは、保守的にみて不動産の市場販売価格の5割ぐらいまで(先程の例なら2,500万円まで)に抑えた方がよいでしょう。 まとめ 不動産担保ローンは不動産の担保評価に時間がかかるため、基本的に即日融資は難しいのが現状です。無理をして即日融資を受けようとすると、思わぬリスクを抱えることもあります。まとまった資金が急に必要になった場合、まずはつなぎとしてカードローンを利用し、その後に不動産担保ローンへ借り換えるといった資金調達も検討してみましょう。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説 不動産担保ローンの借り換えとは、新たな不動産担保ローンを借りて、現在のローンを一括返済することです。不動産担保ローンからだけでなく、無担保ローンや住宅ローンなどから不動産担保ローンへの借り換...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンと住宅ローンの違いとは

    不動産担保ローンと住宅ローンの違いとは

    マイホームを購入するときは、住宅ローンを利用するのが一般的です。しかし、何らかの事情により住宅ローンを利用できない、あるいは住宅ローンの審査に通らないこともあるでしょう。住宅ローンを利用できない場合でも、不動産担保ローンなら利用できる可能性があります。不動産担保ローンと住宅ローンにはどのような違いがあるのでしょうか。今回は住宅ローンの特徴やメリット・デメリット、不動産担保ローンを検討したほうがいいケースを紹介します。 住宅ローンとは 不動産担保ローンの概要についてはこちら 住宅ローンとは、自宅の購入や増改築の際に利用できるローンのことです。住宅は価格が数千万円する高額な買い物であるため、購入費用をすべて自己資金でまかなえる方は少なく、銀行などから住宅ローンを借りて購入するのが一般的です。住宅ローンには都市銀行や地方銀行などが提供する住宅ローンのほか、最長35年間固定金利でローンが組める「フラット35」、財形住宅貯蓄に加入している会社員が利用できる「財形持家転貸融資」などがあります。 不動産担保ローンと住宅ローンの違い 住宅ローンを借りるときは、購入物件を担保とする(抵当権の設定)必要があります。ローン返済が予定通り行われない場合、金融機関は抵当権を実行し、物件を処分してローン残債に充当するからです。不動産担保ローンも、不動産を担保にしてお金を借りることができるローンです。不動産を担保にお金を借りられる点で、住宅ローンは不動産担保ローンの一種だと言えます。一方で、住宅ローンと不動産担保ローンは資金使途に違いがあります。住宅ローンの資金使途は、自宅の購入・増改築に限定されていますが、不動産担保ローンは担保対象不動産の種類が幅広く、調達資金の用途は原則自由です。そのため、自宅購入資金のほかに事業性資金、納税資金、教育費などに利用することも可能です。 住宅ローンのメリット 住宅ローンのメリットは以下の通りです。 金利が比較的低い 住宅ローンは、低金利でローンを借りることができます。マイナス金利の影響で低金利の状態が続いており、住宅ローン金利も低金利で推移しています。適用金利は個人の属性や物件価値によって左右されますが、変動金利なら0.5%未満の超低金利で借りられる金融機関もあります(2019年11月現在)。 フラット35(長期固定金利)が利用できる フラット35が利用できるのも、住宅ローンのメリットのひとつです。変動金利でローンを組むと、将来金利が上昇して返済負担が増えるリスクがありますが、フラット35なら最長35年間固定金利でローンを組むことができます。適用金利は1.170%~1.870%(2019年11月現在)で、固定金利でも低金利で借りることが可能です。 住宅ローン控除で節税できる 住宅ローンは、住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)で節税も可能です。当初10年間(2019年10月1日~2020年12月31に居住した場合は13年間)は「借入金の年末残高×1%(限度額40万円)」が所得税から控除されるため、金利負担を軽減できます。 住宅ローンのデメリット 住宅ローンには先ほど紹介したメリットがある一方で、下記のようなデメリットもあります。 審査は属性に左右される 住宅ローンの審査は、個人の属性に左右されます。返済原資が利用者の収入であるため、金融機関は利用者に安定収入があることを重視するからです。たとえ物件価値が高くても、自営業者やアルバイト、派遣社員の方などは安定収入がないとみなされ、住宅ローンを借りられないことがあります。 資金用途は自宅の購入・増改築のみ 住宅ローンは低金利で借りられますが、資金用途が自宅の購入・増改築に限定されます。事業性資金や教育費など、他の用途には利用できません。自宅の購入・増改築以外の目的で資金が必要な場合は、他のローンを検討する必要があります。 団信に加入しなくてはならない(フラット35除く) 都市銀行などが提供する住宅ローンを利用する場合、原則として、団体信用生命保険(団信)に加入しなくてはなりません。団信は、利用者に万一のことがあれば、保険金によって残りの住宅ローンが弁済されるのがメリットです。しかし、団信の保険料は住宅ローンの適用金利に含まれているため、借入金額が大きくなるほど、保険料負担も大きくなります。民間の生命保険(主に収入保障保険)に加入したほうが、保険料が安く済むケースもありますが、自由に選ぶことはできません。 住宅ローンを借りられないときは不動産担保ローンを検討しよう 不動産担保ローンは、住宅ローンに比べると借入金利はやや高めですが、住宅ローンを借りるのが難しい自営業者やアルバイト、派遣社員、年金受給者の方でも利用できる可能性があります。担保対象不動産の種類が幅広く、資金用途が原則自由なので、住宅ローン不可の賃貸併用住宅でも利用可能です。また、不動産担保ローンは団信への加入が不要な場合あるため、保険料を比較して民間の生命保険に加入することも可能です。何らかの事情で住宅ローンを借りられない場合は、不動産担保ローンを検討してみてはいかがでしょうか。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 住宅ローン返済中でも、不動産担保ローンで借り入れできる人とは? 不動産担保ローンは、住宅ローンの残高があったとしても該当する不動産を担保にして借り入れできる場合もあります。しかし、すべてのケースで借り入れできる訳ではありません。住宅ローンの残高があっても...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンとカードローンの違いとは

    不動産担保ローンとカードローンの違いとは

    不動産担保ローンとカードローンは、資金が必要なときに利用できるローンという点は同じですが、特徴やメリット・デメリットには違いがあります。ローンを利用したことがないと、不動産担保ローンとカードローンをどのように使い分ければよいか、わからないのではないでしょうか。そこで今回は、不動産担保ローンとカードローンの違いについて解説します。なお、カードローンには不動産担保ローンのカード型もありますが、ここでのカードローンは一般的な無担保カードローンとします。 カードローンとは 不動産担保ローンの概要についてはこちら カードローンとは、利用限度額の範囲なら、銀行やコンビニのATM・インターネットを利用して、何度でも自由に借入・返済できる無担保ローンのことです。銀行や消費者金融が提供しており、入会金や年会費は必要ありません。資金の利用目的は原則自由で、旅行やレジャー、冠婚葬祭、美容代など、さまざまな用途に利用できます。ただし、サービスによっては、事業性資金には利用できないこともあります。契約できる年齢には制限があり、20歳以上の方が対象です。また、高齢者の年齢制限は、60代後半までが上限となることがほとんどです。カードローンの中には、初めて利用する方を対象に無利息期間を設定しているサービスもあります。 カードローンのメリット カードローンを利用するメリットとして、以下のものが挙げられます。 審査が早い カードローンは審査が早く、短時間で資金調達が可能です。カードローンは無担保なので、担保について審査する時間を省略できるからです。中には「最短30分で審査結果を回答できる」とうたっているカードローンもあります。申し込みはインターネットで完結するので、店舗に訪問して手続きする必要もありません。 保証人不要 ローンを利用する場合は、保証人が必要なケースもあります。家族や友人に保証人をお願いすることを心苦しいと感じる方は多いのではないでしょうか。また、保証人が思うように見つからないと、保証人を探すのに大変な労力がかかります。カードローンは保証人不要で利用でき、限度額の範囲内であれば何度でも自由に借入・返済可能です。 ATMやインターネットで借入・返済できる ATMやインターネットで借入・返済できるのも、カードローンのメリットのひとつです。急にお金が必要になった場合でも、近くの銀行・コンビニATMですぐに借りることができます。時間帯によっては、ATM手数料0円で利用可能です。また、スマホやパソコンから手続きすれば、登録口座に振込してもらえます。 カードローンのデメリット カードローンは先ほど紹介したメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。 金利が高い カードローンの金利は一般的に4%~15%で、さらに高い金利が適用されることもあります。カードローンは担保という保証がないため、利用者が返済できなくなった場合のリスクに備えて金利は高めに設定されています。借入金利が高いと利息の負担額が大きくなり、返済総額が増えてしまいます。 返済期間が長期化しやすい カードローンは、返済期間が長期化しやすいのもデメリットです。ほとんどのカードローンは、「定額(定率)リボルビング方式」と呼ばれる返済方式を採用しており、借入残高に応じて決めた固定金額または借入残高の一定割合を毎月返済していきます。リボルビング方式は、毎月の返済額は少額で済みますが、返済額に占める利息の割合が大きいのが特徴です。元本の返済がなかなか進まないため、返済期間が長期化しやすくなります。 不動産担保ローンとカードローンの違い 不動産担保ローンは、担保となる不動産の価値を評価する必要があるため、融資に時間がかかります。カードローンのように短時間で審査終了、即日融資というわけにはいきません。 また、カードローンは通常、手数料は発生しませんが、不動産担保ローンでは事務手数料、不動産鑑定費用、抵当権の登記費用などがかかります。借りたお金を返済できなくなると、担保にした不動産を処分されてしまうのもデメリットです。 しかし、不動産担保ローンは、カードローンよりも低金利で借入できます。カードローン金利は一般的に4%~15%ですが、不動産担保ローンは一般的に2%~10%程度です。また、カードローンの限度額は最大1,000万円程度ですが、不動産担保ローンなら、担保とする不動産の価値によっては1億円以上の資金を借りることも可能です。さらに不動産担保ローンは返済期間を10年~30年と長期に設定することができ、カードローンに比べて長期間の借入がしやすいメリットもあります。 不動産担保ローンとカードローンはどう使い分ける? カードローンは気軽に利用できますが、金利が高いので、長期間にわたって利用すると利息の負担額が大きくなってしまいます。カードローンはどうしても資金が必要なときに短期間だけ利用し、なるべく早く返済することを心掛けましょう。 担保にできる不動産を保有している方が、まとまった資金を低金利で調達したい場合は不動産担保ローンがおすすめです。不動産担保ローンとカードローンそれぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身の状況に合わせてどちらを利用するか判断しましょう。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンと住宅ローンの違いとは マイホームを購入するときは、住宅ローンを利用するのが一般的です。しかし、何らかの事情により住宅ローンを利用できない、あるいは住宅ローンの審査に通らないこともあるでしょう。住宅ローンを利用でき...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンとリバースモーゲージ、違いを知って賢く使い分けよう!

    不動産担保ローンとリバースモーゲージ、違いを知って賢く使い分けよう!

    「現預金はあまり十分にはないけれど、実家など不動産はある」だから、それを活かしてお金を捻出したい!と思う方も多いのではないでしょうか? 例えば、親の介護施設などの費用を捻出する際など、ご実家の資産価値を活かそうと相談にいらっしゃる方もいます。 今回は、1人暮らしの親の介護に関わる費用に悩む62歳男性の事例をご紹介します。 [ ご相談者 Hさん ] 62歳男性 会社員(定年延長)配偶者あり、子は独立。 1人暮らしの母親(88歳)の足腰が弱くなり車椅子が必要になり(要介護3)、介護施設の入居を考えている。 Hさんには、弟がいるが、海外にいるので、介護面であまり協力は得られない。 (1)リバースモーゲージの特徴と注意点 不動産担保ローンの概要についてはこちら Hさん: 先日、母が米寿を迎えたのですが、最近足腰が弱まっていたからか、転倒して車椅子が必要になってしまいました。実家は昔ながらの二階建ての一軒家でバリアフリーではなく、そこで暮らすより、介護施設の方が安心かと探しています。ただ、両親も自分も、自由に使える現預金があまり手元にないので、その費用をどう捻出しようかと考えています。リバースモーゲージって聞いたことがあるのですが、どうなんでしょうか? FP吹田:お母様所有のご実家を担保に年金形式でお金を借りる仕組みのリバースモーゲージを検討されているのですね。なぜ、リバースモーゲージをと思ったのですか? Hさん: 家を売るような話は、到底、母に言えないですし、まずは現状の住まいを維持した状態で、資金を捻出できたらと思ったもので。 FP吹田:なるほど。リバースモーゲージは、詳細は銀行によって異なりますが、おっしゃるとおりご実家はそのままで利用できるので、注目されていますね。ただし、年金形式で融資を受けられる目安は、担保評価額の約半分程度までが一般的と言われています。 Hさん: え?担保評価額の半分程度なのですか?もっと多いかと思ってました。 FP吹田:リバースモーゲージは、生きている限り年金形式で受け取れるものです。長寿化が進む中、あまり目一杯の融資は難しく、担保評価に対して保守的にならざるを得ません。しかも、その担保物件の評価額は毎年見直されるので、急な地価下落などがあると利用可能額が下がることもあり得ます。その場合、利用可能額を超えてしまった分は一括返済となるので注意が必要です。なので、リバースモーゲージが向いているのは、担保にする物件の評価額が一定額以上見込めて長期的に安定しているケースと言えますね。 Hさん: なるほど。うちは一戸建てとはいえ、そんなに評価額は高くないかもしれないですね。弟は海外にいるので、あまり相談できないですし。 FP吹田:弟さんがいらっしゃるのですね。相続人はHさんと弟さんのお2人ですか?というのも、リバースモーゲージは、ご実家の所有者であるお母様がお亡くなりになられた後に、売却して一括返済するというのが一般的なので、相続人全員の同意も必要になるのです。 Hさん: そうでしたか。母に万一の際の相続人は僕たち兄弟2人です。リバースモーゲージは、毎月の負担が利息だけと広告でみていいなと思ったのですが、実際は、借入可能額や相続人同意の件など、ちょっと厳しいかもしれません。他に売却せずにできる方法は何があるでしょうか? (2)不動産担保ローンの特徴とデメリットの解消法 FP吹田:ちょうど、リバースモーゲージと不動産担保ローンの特徴を一覧にした表があるので、こちらを見てみましょう。 不動産担保ローンとリバースモーゲージの主な特徴 不動産担保ローンリバースモーゲージ 仕組み一括借入れと返済融資上限枠内の分割借入れ(年金形式) 担保不動産不動産 借入可能目安物件の評価額の8~7割程度物件の評価額(毎年見直し)の5割程度 所有権の変更なしなし 最終形返済できれば、不動産はそのまま。返済できない場合は、担保不動産を売却。死亡時に不動産を売却して元本一括返済(一部例外あり) 月々の負担元本と利息毎月利息分のみ負担 金利変動金利、固定金利変動金利が多い 相続人の同意不要必要 年齢・所得・資金使途の制限少ないある(高齢者向け) Hさん: 不動産担保ローンだと、担保物件の評価額の8~7割程度までみてもらえるのですね。 FP吹田:はい、個別事情による部分もありますが、一般的には8~7割程度と言われており、担保物件についても一戸建てのみでなく、マンションや借地権付建物含め、利用できる対象も幅広いと言えます。 Hさん: なるほど。毎月の負担は、元本と利息ですよね。そこがちょっと不安だったりします。 FP吹田:確かに、毎月の返済が重荷になることを心配される方も多いでしょう。その場合の対策として、返済期間が最長で25年程度まで可能なところを利用し、例えば、お母様の寿命を全うできるような期間にすれば、最後に売却して清算ということもしやすいのではないでしょうか? Hさん: なるほど。期間を長めに設計してもらうのですね。入居金が1000万円くらいとして、仮に1300万円くらい借りるとどの程度の負担になるのでしょうか? FP吹田:そうですね、金利4%、元利均等返済方式で計算すると、毎月6.86万円台(初回の内訳は利息分が約4.33万円、元金返済分が約2.52万円)になります。 Hさん: そうか、はじめのうちは金利負担の割合が大きいから、仮にリバースモーゲージで利息のみ返済の場合と比べても、2倍に膨らむわけではないのですね。 FP吹田:元利均等返済方式なので、徐々に利息の割合が減っていき、元金と同等になるのが7~8年経過(93回目)のようです。 Hさん: なるほど。返済負担を考慮して余裕をもって借入額を設計してもらえたら有難いですね。母もどこまで長生きするかわかりませんが、この方法なら、海外の弟には手続きなど煩わせることなくできるので、検討してみます。もちろん、弟に一報は入れておきますが。 FP吹田:そうですね。不動産担保ローンは、資金使途も介護などにとどまらず、事業資金、生活資金など幅広く利用できるので、プランの柔軟性は高いといえます。最後にリバースモーゲージと不動産担保ローンそれぞれのメリットとデメリットを整理しておきますので、ご参考くださいね。 まとめ リバースモーゲージの主なメリット・デメリットは? ◯ メリット ・毎月の返済が利息のみですむ ・死亡時に売却して返済すればいいので、生前の負担は少ない △ デメリット ・年齢や所得、資金使途などの制限が大きい ・担保物件に条件があり、その評価額の5割程度が借入可能額の上限 ・担保物件の評価額は毎年見直されるので、急に下がると、不足分の一括返済が求められる場合も ・手続きに相続人全員の同意が必要 不動産担保ローンの主なメリット・デメリットは? ◯ メリット ・年齢や所得制限があまりない ・担保物件の対象が幅広く、その評価額の8~7割程度まで借入可能 ・資金使途も幅広く対応 △ デメリット ・毎月、元本と利息の返済が発生する 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 住宅ローン返済中でも、不動産担保ローンで借り入れできる人とは? 不動産担保ローンは、住宅ローンの残高があったとしても該当する不動産を担保にして借り入れできる場合もあります。しかし、すべてのケースで借り入れできる訳ではありません。住宅ローンの残高があっても...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 吹田 朝子( Tomoko Suita ) 人とお金の理想的な関係を追求するお金のメンタリスト®・1級ファイナンシャルプランニング技能士・宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー・キャリアコンサルタント (社)円流塾代表理事、ぜにわらい協会会長、STコンサルティング(有)代表取締役社長 一橋大学卒業後、金融機関の主計部を経て1994年より独立。中小企業経営者から個人まで相談実績は3,300件以上。自己実現のためのお金の使い方や増やし方のサポートに力を入れている。 <主な著書> 「お金の流れをきれいにすれば100年人生は楽しめる!」スタンダーズ社・「小学生でもわかる!お金にまつわるそもそも事典」C&R研究所・「お金オンチの私が株式投資を楽しめるようになった理由」C&R研究所 など

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