不動産投資の始め方(1)事前準備と基礎知識の学び方

老後の資金作りや副業として、不動産投資を始める会社員が増えています。マンションやアパートといった投資用不動産は、安定した家賃収入を得られるのが魅力です。不動産投資に興味はあっても、実際に投資をしたことがないと、何から始めたらいいかわからないのではないでしょうか。投資用不動産は投資金額が高額なので、その資金を多額のローンで賄う場合は、特に大きな損失を抱えるリスクもあります。不動産投資に取り組むのであれば、成功するためにしっかりと準備をしたうえで始めることが大切です。今回は、不動産投資を始めるための事前準備と基礎知識の学び方について解説します。

不動産投資を始めるための事前準備

不動産投資を始める前に、事前準備として以下4つに取り組んでおきましょう。

不動産投資の基礎知識を習得する

実際に投資用不動産を購入する前に、まずは不動産投資の基礎知識を習得することが大切です。不動産投資で成功するには、安定して家賃収入を得られる物件に投資する必要があります。万が一、不動産会社に収益性の低い物件を勧められた場合に、知識がないと物件の良し悪しを判断できません。しかし、経験がなくても知識があれば、投資すべき物件かどうかは判断できます。不動産投資は物件選びに失敗すると大きな損失を抱えるリスクがあるので、基礎知識の習得は必須です。基礎知識の学び方については、後ほど詳しく説明します。

投資資金を貯める

投資用不動産は物件価格が高額であるため、ある程度まとまったお金が必要になります。金融機関の融資を利用することもできますが、仮に物件価格の全額を融資で賄う(フルローン)場合であっても、諸費用は用意しなくてはなりません。物件価格が比較的安いワンルームマンションでも、都内の物件なら諸費用だけで100万円程度かかることもあります。多額の借金はリスクが高くなるので、融資を利用する場合でも、諸費用や頭金を用意できるように投資資金を貯めておきましょう。

転職はしないで収入を増やす(安定した企業に勤務している場合)

不動産投資では、金融機関の融資を利用して物件を購入するのが一般的です。勤務先や年収、勤続年数などの属性によって、金融機関の審査結果は変わってきます。たとえば、東証一部上場企業などの安定した企業に勤務している場合は、融資してもらえる可能性は高くなります。しかし、転職して勤続年数がリセットされると、金融機関の評価が下がって審査に通らなくなるかもしれません。安定した企業に勤務している場合は、転職はしないで収入を増やすことに取り組みましょう。

収入を減らさずに安定した企業へ転職する

現在の勤務先によっては、収入を減らさずに安定した企業へ転職するほうが有利なケースもあります。たとえば、創業したばかりの企業や業績不振の企業に勤務していると、安定収入がないとみなされて、融資審査に通らない可能性があります。しかし、勤務先が安定した企業であれば、たとえ勤務年数が短くても、金融機関からの評価は高くなります。現在の勤務先では融資を受けるのが厳しいと思われる場合は、なるべく収入を減らさずに安定した企業への転職を検討しましょう。

不動産投資の基礎知識の学び方

ここでは、不動産投資の基礎知識を学ぶ方法を4つ紹介します。

不動産投資に関する本を読む

不動産投資の基礎知識を学ぶなら、まずは不動産投資に関する本を読むのがおすすめです。タイトルに「教科書」という言葉が入っている初心者向けの本や、個人投資家の成功体験が書かれたものなど、さまざまな内容の本が出版されています。また、ワンルームマンションやアパート一棟、戸建て、競売物件など、物件の種類で分類することもできます。まずは、基礎知識が学べる初心者向けの本を1冊読んでみましょう。著者によって投資方法や考え方は異なるので、数冊読むとさらに理解が深まります。ただし、「~億円の資産を築いた方法」のようなタイトルの本は、多額の借金をして物件を購入していることが多いので注意が必要です。

不動産投資サイト・ブログを読む

不動産投資サイトやブログは基礎知識だけでなく、最新情報や投資家の体験談を無料で読めるのが魅力です。1記事あたりのボリュームは少ないので、空いた時間にパソコンやスマートフォンから気軽にチェックできます。ただし、個人ブログは本当に正しい情報なのか判断できないこともあるので、参考程度に読むのがいいでしょう。不動産投資サイトやブログは本と併せて読むことで、基礎知識を深めることができます。

セミナーに参加する

不動産投資の基礎知識を学ぶには、セミナーに参加する方法もあります。セミナーは講師が直接説明してくれるので、ひとりで学ぶのが苦手な方でも理解しやすいのがメリットです。また、不動産会社によっておすすめの物件や地域は異なるので、複数のセミナーに参加することで、自分に合った投資方法を見つけやすくなります。セミナー終了後は、個別の無料相談会が行われ、非公開物件などを紹介されることもあります。ほとんどの不動産会社は強引な勧誘を行いませんが、物件購入を強く勧められる可能性もゼロではありません。セミナーに参加する際は、主催会社やセミナーの評判について、事前に確認してから参加しましょう。

不動産投資を始めている人の話を聞く

友人や知人など、周囲に不動産投資を始めている人がいれば、直接話を聞くのもおすすめです。基本的に不動産会社は物件を購入してほしいので、不動産投資のメリットを強調して説明する可能性があります。しかし、利害関係がない友人・知人であれば、本やセミナーではわからない、不動産投資のメリット・デメリット、注意点などを教えてもらうことができます。無理に探す必要はありませんが、もし可能であれば、実際に不動産投資を始めている人の話を聞いてみましょう。

まとめ

不動産投資で成功するには、事前準備に取り組み、基礎知識を習得してから物件を購入することが大切です。まずは本やセミナーなどを活用して、不動産投資の基礎知識を学びましょう。また、金融機関の融資審査に影響を与えるので、転職については慎重に判断しましょう。

▼シリーズ「不動産投資の始め方」の記事一覧

・第1回:不動産投資の始め方(1)事前準備と基礎知識の学び方
・第2回:不動産投資の始め方(2)物件購入前に知っておきたい不動産投資10のリスク
・第3回:不動産投資の始め方(3)投資物件と不動産事業者の選び方
・第4回:不動産投資の始め方(4)投資物件を購入するまでの流れとポイント

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