不動産担保ローンとは?

updated:2020.10.13

文字通り、不動産担保ローンとは、不動産を担保にしてお金を借りることができるローンのことです。一般的に、不動産は土地や建物、マンションなどを指しますが、お金を融資する金融機関によっては、別荘などを担保にすることもできます。

また、お金を借りる本人の名義の不動産に限定している金融機関もあれば、両親や配偶者といった家族が所有している他人名義の不動産、あるいは、法人が所有している法人名義の不動産を担保にできるところもあります。借りるお金の使途については、限定をされないフリーローンが一般的ですが、事業の運転資金といった「事業性資金」には使えないケースも少なくありません。

不動産担保ローンのメリットとは

次に、他のローンと比較した場合の不動産担保ローンのおもなメリットとデメリットについてみていきましょう。まず、メリットとしては、以下のものが挙げられます。

借入金利が低金利である

不動産を担保としているため、無担保の個人向け「カードローン」や法人向け「ビジネスローン」よりも、低金利で借りることができます。無担保のカードローンやビジネスローンの金利は一般的に4~15%ですが、不動産担保フリーローンでは2.9~9.5%となっています。借りる側にとっては、借入金利が低い分、返済する総額も安くなります。

借入限度額が大きくなる

カードローンやビジネスローンは、最大でも1,000万円程度が借入金額の限度になります。それに対して、不動産担保ローンは、担保とする不動産の価値によって変わりますが、1億円以上の資金を借りることも可能です。

長期間にわたって借りられる

返済期間を10年、20年、30年と長期に設定することができます。金融機関によっては最長35年のローンを提供しているところもあります。返済期間を長期にすれば、月々の返済する金額を低く抑えることが可能です。ただし、返済期間が長くなるほど、利息の負担額は大きくなる点には注意が必要です。

不動産担保ローンのデメリットとは

おもなデメリットとしては以下のようなものです。

融資までに時間がかかる

無担保のキャッシングやカードローンのように、数分で審査終了、即日融資、というわけにはいきません。担保となる不動産の価値を評価する時間が必要になります。不動産の評価は短時間ではできません。したがって、一般的には、審査には数日かかり、実際に融資が実行されるまでには1週間程度の期間が必要になってきます。

手数料がかかる

カードローンの利用時は、通常、手数料は発生しません。借りる人が負担する費用は利息だけです。一方、不動産担保ローンでは、金融機関が不動産を担保とするにあたって、「事務手数料」、「不動産鑑定費用」、「印紙代」、「抵当権、根抵当権の登記費用」といった費用がかかります。こうした費用は、借入金額によって変わりますが、数十万円かかるケースもあります。不動産担保ローンの場合、借入額が少額だと、借入金利が低くてもカードローンなどと支払総額がほとんど変わらない、といったことも考えられます。

返済不能になると不動産が処分される

金融機関は担保とする不動産について、法務局(国)に「抵当権」や「根抵当権」の登記をします。抵当権、根抵当権とは、融資先の人がお金を返せなくなったときに、お金を貸した方が担保にした不動産を売却し、その売却代金から貸したお金と利息を回収する権利のことです。つまり、返済が不能であると判断されると、担保の不動産が売却されるわけです。

不動産担保ローンの利用にあたってのポイント

これまでみてきたように、不動産担保ローンには、一般的な無担保ローンと比較して大きな資金を、低金利かつ長期間にわたって借り入れることができる反面、融資までには時間と費用がかかり、万が一、返済が不能となったときには不動産を失うという可能性があります。こうしたメリットとデメリットを踏まえると、実際の利用にあたって、次のような点に注意すべきでしょう。

•  融資の実行までには約1週間かかるので余裕をもって申し込む。

•  金利だけでなく、必要となる手数料も考慮し、有利なローンを選ぶ。

•  返済期間は計画性をもって設定する。スムーズに返済を進めていくためには、返済期間を長くして月々の負担を軽くすることが考えられるが、返済期間が長期になるほど合計の利息は増えることに留意する。

•  返済を無事に終えるためには「繰り上げ返済」を活用することも重要。繰り上げ返済の条件や手数料も確認しておきたい。

不動産担保ローンはどこで借りられるの?

不動産担保ローンを提供している金融機関には、銀行、信託銀行、信用金庫や信用組合などの地域金融機関、ノンバンクなどいろいろあります。ただ、不動産担保ローンを取り扱っている件数や金額などをみると、銀行とノンバンクがその他を大きくリードしています。実際には、選択肢はこの2つに絞られると考えてよいでしょう。

ここでノンバンクについて説明をしておくと、融資のみを行う金融機関の総称ということになります。銀行は預金を受け入れて、個人や法人に融資をします。一方、ノンバンクは、預金の受け入れは行わず、融資だけを専門に行います。含まれる金融機関も多種多様で、信販会社、クレジットカード会社、消費者金融会社、住宅金融専門会社、リース会社、事業者金融などがあります。

銀行の不動産担保ローンの特徴

銀行には、大手メガバンクから地方銀行、信託銀行、実店舗を持たないインターネット専業銀行などがありますが、地方銀行やネット専業銀行でも不動産担保ローンを扱っています。ただし、すべての銀行が扱っているわけではなく、ローンの中身にはそれぞれで大きな違いがあります。

例えば、不動産担保ローンを提供していても、借り入れた資金の使い道を限定している銀行もあります。不動産の購入や建築などの資金、相続税の支払いに使われる資金に限られる、といったものです。こうした不動産担保ローンは、会社の運転資金である事業性資金や生活資金、他のローンの借り換え用の資金としては利用できません。

また、ローンの審査が比較的厳しくなります。まず、借り入れをする人の年収や年齢、勤続年数などに条件があります。さらに、担保にする不動産についても、さまざまな条件が設定されます。たとえば、不動産が存在する地域(「在地」といいます)が首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)に限られる、マンションの場合は専有面積が40㎡以上である、といった内容です。こうした不動産の条件を満たさないと、ローンを借り入れることはほぼできないでしょう。

このように、銀行の不動産担保ローンは、借り入れを申し込むユーザーからするとハードルが高いといえますが、その反面、メリットもあります。それは、借入金利が比較的割安に設定されていることです。銀行によっても大きな差がありますが、資金の使い道が限定されていない不動産担保フリーローンの場合、一般的には2.9~9.5%に設定にされています。ノンバンクの不動産担保フリーローンは3.5~15.0%が一般的です。審査のハードルが高い分、低金利でローンを提供しているのです。

ノンバンクの不動産担保ローンの特徴

ノンバンクの不動産担保ローンは、基本的に、銀行の不動産担保ローンのメリットとデメリットが入れ替わっている、と考えれば理解しやすいでしょう。

銀行はローンの審査において、借りる人と担保にする不動産に関して細かい条件を設定しており、厳しく審査するというデメリットがありました。一方で、ノンバンクでは、銀行に比べると比較的条件は緩く設定されていて、審査には通りやすくなっているのはメリットといえるでしょう。その分、前述したように、借入金利は銀行に比べて高めに設定されているのがデメリットになります。

また、申し込みから融資の実行までの期間が短いのはノンバンクのメリットです。審査に通れば、申し込みから融資まで1週間程度で行われるところも少なくありません。銀行の場合は、数週間から1か月程度かかるところが多いようです。借り入れる資金の使い道が事業性資金であれば、短期間で融資が受けられるメリットは大きくなります。

不動産担保ローンの金融機関選びで重要なポイント

不動産担保ローンの金融機関選びでは、こうしたメリットとデメリットを踏まえた上で、さらに重要なポイントがあります。ひと口に銀行あるいはノンバンクといっても、個別の金融機関を見ると、審査の条件や借入金利にかなりのバラつきがあることがわかります。

審査の条件を緩和して、借入金利を高めに設定している銀行もあれば、審査をしっかりとした上で、銀行とそれほど変わらない金利を設定しているノンバンクも少なくありません。借入金利だけでなく、ローンが実行されるまでの事務手数料も、金融機関によってかなり変わってきます。

つまり、銀行やノンバンクといった業態にとらわれることなく、融資が受けられる中で最も有利なローンで借り入れることが重要になってきます。そのためには、不動産担保ローンを提供している金融機関をなるべく多く比較して、有利になるところを探すべきでしょう。

特にノンバンクは、さまざまな業態の金融機関が不動産担保ローンを扱っており、借入金利などの差が激しくなっています。融資件数の実績がそれほど多くなく、不動産の担保価値を査定するノウハウに乏しいところもあります。不動産担保ローンでは、融資のノウハウの差によってローンの内容が変わってきます。実際に借りたことがあるユーザーのネット上の口コミや評判もかなり参考になります。不動産担保ローンを利用するなら、事前の比較・検討は不可欠といってよいでしょう。

不動産担保ローンの申込方法・必要書類

ここまで不動産担保ローンのメリット・デメリット、金融機関選びのポイントについて説明してきましたが、実際に利用するにはどのように手続きをすればよいのでしょうか。ここでは、不動産担保ローンの申込方法や必要書類についてみていきましょう。

不動産担保ローンの申込方法

不動産担保ローンを利用する場合、基本的には以下のような流れになります。

1. 仮審査

2. 面談・本申込

3. 審査

4. 契約

5. 融資実行

まずは金融機関のホームページから仮審査を申し込み、審査結果をもとに担当者と面談を行います。面談の結果、不動産担保ローンを利用する場合は本申込に進みます。面談したからといって、無理に本申込・契約する必要はありません。説明された内容に不明点や疑問点があれば、必ずその都度確認しましょう。不動産担保ローンは、契約内容を理解した上で利用することが大切です。本申込を行うと、担保不動産の現地調査が行われます。そして、本審査の結果、融資が実行される場合は契約を行い、借入実行日に口座へ資金が振り込まれます。

借り入れにかかる手数料は融資資金から差し引かれるので、手数料分のお金を別に用意する必要はありません。借入実行日の金利が適用され、借入実行日に抵当権設定登記が行われます。司法書士は基本的に金融機関が指定してくれるため、ローン利用者が探す必要はありません。これら一連の手続きは金融機関の店舗で行うのが通常ですが、店舗に行くのが難しい場合は、担当者が自宅や事務所まで来てくれる可能性もあるので、相談してみるといいでしょう。

不動産担保ローンの必要書類

不動産担保ローンを利用する場合は、以下の必要書類を用意します。

•  本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)

•  印鑑証明書(実印も)

•  納税証明書、固定資産税納付書

•  収入証明書

•  不動産登記簿謄本(担保不動産が確認できるもの)

•  ローン残高証明書

•  商業登記謄本、決算書類、事業計画書など(法人の場合)

本人確認書類として運転免許証やパスポート、契約の際は印鑑証明書と実印が必要です。納税証明書や固定資産税納付書、収入証明書は、税金の未納がないことや一定の収入があること(返済能力があること)を証明するために用意します。また、担保不動産の状況を確認するための書類として不動産登記簿謄本、ローン残高がある場合はローン残高証明書も必要になります。不動産担保ローンの必要書類は金融機関によって異なるため、手続きがスムーズに進められるように、事前に担当者に確認して必要書類を用意しておきましょう。

不動産担保ローンのよくあるご質問

住宅ローンを借りていても融資を受ける事はできますか?

担保とする物件に第二順位の抵当権を設定することで、融資を受けられる可能性があります。ただし、住宅ローンの返済が進んでいて、担保余力の範囲内で不動産担保ローンの融資を行えることが必要です。

本人以外が所有する不動産を担保にして融資を受ける事はできますか?

融資の審査が厳しい銀行では、基本的に本人以外が所有する不動産を担保として融資を受ける事は難しいです。しかし、金融機関によっては、該当する不動産の所有者がご親族、あるいは融資を受ける会社の役員であれば、その方が物上保証人になることで、融資を受ける事ができます。

共有名義の不動産を担保にして融資を受ける事はできますか?

金融機関によっては、共有する人全員が連帯保証人になることができるのであれば、共有名義の不動産であっても担保にして融資を受ける事ができます。

信用情報に不安がありますが、融資を受ける事はできますか?

過去に滞納や自己破産をした経験があると、一般的に審査が厳しい銀行などでは融資を断られる可能性が高いです。しかし、信用情報に問題がある債務者へ融資をするかしないかは各金融機関に委ねられるので、特定の金融機関で融資を断られたとしても、他の金融機関ならば融資が可能となることもあります。

不動産担保ローンで借り入れすることができる上限金額はいくらですか?

上限金額は各金融機関に委ねられ、1億円が上限の会社もあれば5億円が上限の会社もあります。しかし、上限は5億円と設定している金融機関でも、実際に借り入れができる金額は、個人の信用力や担保として提供する不動産の価値に左右されます。

SBIエステートファイナンスの不動産担保ローン

1996年の創業以来、不動産担保ローンの専門会社として、豊富な知識とノウハウを活かしたスピーディーなご提案と独自審査基準による解決力で、多くの顧客への融資実績があります。

経験豊富なスタッフが多数在籍しており、適正な不動産鑑定や資金ニーズへの解決案のご提案だけではなく、 相談のサポートや、不安のケア、より負担の少ない返済計画のご提案を行っています。

SBIエステートファイナンスの6つの特徴

信頼のSBIグループ

銀行や証券など、金融のノウハウを持つSBIグループの不動産担保ローン専門会社だからこそ、豊富なノウハウで様々な資金ニーズへの対応実績があります。

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独自の基準で、事業をはじめる個人の方や赤字決算の法人の方は、将来性を加味しての審査が可能です。また、他の金融機関では評価が難しい築古や2番抵当の担保不動産なども、取り扱いしています。

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SBIエステートファイナンス不動産担保ローンの商品概要

個人の方

不動産担保フリーローン

生活・教育・納税資金、開業・運転資金、リフォーム資金、あらゆる資金ニーズに対応する長期返済可能なローンです。

不動産購入ローン

収益不動産の購入資金、マイホーム・自用不動産の購入資金の借入が可能です。長期返済で、資産形成に利用できます。

不動産投資ローン

契約社員やパートの方、借地権付きや築古の不動産においても借入が可能です。一定割合以上の頭金を用意できる方向けです。

売却つなぎローン

担保不動産売却までのつなぎ資金の借入が可能です。資金使途は問われませんので、あらゆる資金ニーズに対応が可能です。

法人の方

不動産担保フリーローン

生活・教育・納税資金、開業・運転資金、リフォーム資金、あらゆる資金ニーズに対応する長期返済可能なローンです。

不動産購入ローン

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不動産投資ローン

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売却つなぎローン

担保不動産売却までのつなぎ資金の借入が可能です。資金使途は問われませんので、あらゆる資金ニーズに対応が可能です。

不動産事業者の方

仕入資金ローン

販売用不動産の購入代金の借入が可能です。建売事業用地や建物建築資金、競売代金納付資金等にも利用できます。

仕入資金ローン【在庫活用】

既に所有している販売用不動産を担保に運転資金の借入が可能です。他の物件購入資金等、幅広く利用できます。

買取再販ローン

住宅金融支援機構と提携し、中古不動産の仕入資金とリフォーム工事費用を一括して借入可能です。

SBIエステートファイナンス不動産担保ローンの融資条件

SBIエステートファイナンス不動産担保ローンの融資までの流れ

STEP1 融資の相談

電話もしくは専用メールフォームにてご相談ください。専属担当となる営業スタッフより、営業時間内のご相談は当日(それ以外は翌営業日)、仮審査も最短で即日回答が得られます。

STEP2 申込み

必要書類を用意の上、申込の手続きへ進みます。申込の際は顧客が直接店舗へ足を運ぶか、または営業のスタッフが顧客を訪問します。

STEP3 審査~融資額・利率の決定

SBIエステートファイナンス独自の基準で担保不動産や顧客の与信面を多角的に審査し、融資可能金額と利率を決定します。

STEP4 契約

契約前に最終的な契約内容の確認をし、顧客による了承後、契約手続きを行います。

STEP5 融資の実行

契約手続きが完了次第、事前に決められた金額が融資されます。SBIエステートファイナンスが用意する司法書士が代行して抵当権設定の手続きを行います。

まとめ

不動産担保ローンは不動産を担保にするため、無担保ローンよりも有利な条件で借り入れができます。利用する金融機関は銀行とノンバンクが候補になりますが、業態にとらわれず、なるべく多くの金融機関を比較して有利な条件で借り入れできるところを探しましょう。また、必要書類を事前に用意しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。上手に借りて、さまざまな使途に役立ててください。

ご相談、仮審査申込は無料です。お気軽にお問い合わせください。
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