金融/不動産知恵袋

不動産担保ローン

  • 不動産担保ローンの担保評価額とは?算出方法や融資可能額の目安を解説

    不動産担保ローンの担保評価額とは?算出方法や融資可能額の目安を解説

    不動産担保ローンを借りるときは、土地や建物、マンションといった不動産を担保にする必要があります。そして、融資可能額は、担保不動産の評価(担保評価額)によって変わります。 それでは、不動産の担保評価額はどのように算出され、融資可能額は何を目安に判断すればよいのでしょうか。まとまったお金が必要で不動産担保ローンを検討しているなら、担保評価額について理解しておくことが大切です。今回は、不動産担保ローンの担保評価額の算出方法や融資可能額の目安について解説します。 担保評価額とは? 担保評価額とは、金融機関で融資を受ける際に担保設定する不動産の評価額のことです。金融機関は、不動産の担保評価額に基づいて融資の可否や融資可能額を決定します。担保評価額を算出するための計算式は以下の通りです。 担保評価額 = 不動産評価額 × 担保掛目 不動産評価額を算出する指標は、「時価(不動産業者による評価額)」「公示価格」「相続税路線価」などいくつかの種類があります。どの指標を採用するかは、金融機関によって違いがあります。 担保掛目も金融機関によって異なりますが、60~80%程度が一般的です。 詳細はこちら不動産評価の方法と不動産価値の考え方 不動産担保ローンの担保評価額の算出方法と目安額について 不動産担保ローンは、不動産を担保にお金を借りることができるローン商品です。不動産を担保にするため、低金利でまとまった金額の融資を受けられます。一方で、返済不能になった場合は、担保不動産が売却されるなどのデメリットがあります。 詳細はこちら不動産担保ローンとは?メリット・デメリットを解説 不動産担保ローンにおいても、前述した算式を使って不動産の担保評価額を算出します。 つまり、不動産評価額と担保掛目がわかれば、担保評価額は概算で算出できます。ただし、担保掛目を開示している金融機関は多くありません。融資可能額を正確に知りたい場合は、取扱金融機関に審査を申し込む必要があります。 担保評価額はどうやって算出する? 担保評価額の算出方法がイメージできるように、ここでは、不動産評価額が5,000万円の場合で考えてみます。 不動産評価額が5,000万円、担保掛目が80%の場合の担保評価額5,000万円 × 80% = 4,000万円 不動産評価額が5,000万円、担保掛目が60%の場合の担保評価額5,000万円 × 60% = 3,000万円 上記のように不動産評価額が同じでも、担保掛目が異なると担保評価額は変わってきます。担保掛目は金融機関ごとに異なるため、金融機関によって融資可能額に違いが生じます。 そのため、資産価値の高い不動産を担保にしても、金融機関の担保掛目が低いと借りられる金額は少なくなってしまいます。不動産担保ローンを借りる場合は複数の金融機関に相談し、融資可能額を比較することが大切です。 担保評価額の目安は? 前述の通り、多くの金融機関で担保掛目は60~80%となっています。そのため、担保不動産の時価の60~80%が担保評価額であることが推察できます。 担保評価額の目安を知りたい場合は、まずは不動産会社に査定を依頼したり、公示価格や路線価などを調べたりして不動産の時価を確認するといいでしょう。 担保評価額の上限まで融資してもらえるのか? 基本的には、不動産の担保評価額が融資可能額の上限となります。ただし、すでに不動産を担保にした借り入れ(住宅ローン残債など)がある場合は、担保評価額からローン残債を差し引いた残りが融資可能額となります。 以下の不動産を担保に住宅ローンを借りているとき(残債1,000万円)に、追加で不動産担保ローンを借りるケースについて確認しましょう。 不動産評価額:5,000万円 担保掛目:80% 担保評価額:4,000万円(5,000万円×80%) この場合、担保評価額から住宅ローン残債を差し引いた金額3,000万円(4,000万円-1,000万円)が融資可能額の上限となります。不動産を担保に追加融資を受ける場合は、既存借入の残債を考慮して融資可能額を判断します。 ただし、融資は不動産の担保評価額だけで決まるわけではありません。金融機関は担保不動産だけでなく、年収や職業、勤続年数、延滞履歴の有無といった申込者の属性も考慮して融資判断を行います。 不動産の担保評価額が高くても、返済能力を超える金額を融資してもらうことはできません。また、過去に破産歴などがあって指定信用情報機関に登録されている場合は、融資を受けるのは難しいでしょう。 まとめ 不動産担保ローンはカードローンのような無担保ローンに比べて金利が低く、まとまったお金を長期間借りられます。資金使途は原則自由なので、生活資金や教育資金、事業資金など幅広い資金ニーズに対応できるのも魅力です。 不動産担保ローンの融資可能額の上限は、担保評価額の60~80%が目安となります。融資可能額の目安を知りたい場合は、不動産会社に査定依頼をするなど担保不動産の時価を確認するといいでしょう。 急ぎで資金が必要な場合や融資可能額を正確に知りたい場合は、不動産担保ローンを扱う金融機関に相談しましょう。 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。 不動産価値の高め方と立地条件と不動産価値の関係 不動産の価格は価値と連動するため、高く売るためには価値を高めることが大切です。 それでは、所有する不動産をできるだけ高く売るために、オーナーは何を行えば良いのでしょうか。 不動産価値を高める...記事を読む

  • 賃貸用不動産を担保にローンは借りられるのか?

    賃貸用不動産を担保にローンは借りられるのか?

    自宅や賃貸用の不動産を購入する時、多くの人がローンを利用して購入するため、融資を受けられることは想像できるでしょう。しかし、所有する賃貸用不動産を担保にする場合、「果たしてローンを組めるのか」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか? そこで今回は、賃貸用不動産を担保にローンを借りる際のポイントや、事例について紹介します。 抵当権設定の有無がポイント 結論として、条件が整えば所有する賃貸用不動産を担保にローンを借りることは可能です。実際に借りる際にはいくつかのハードルがあり、まずは担保にする賃貸用不動産の抵当権設定の有無がポイントとなります。 賃貸用不動産に抵当権設定がない場合 所有する賃貸用不動産に抵当権が設定されていない(つまり、所有する賃貸用不動産を担保にした借り入れがない)場合、基本的には問題なくローンを借りることが出来るでしょう。現金で賃貸用不動産を購入した場合や、繰り上げ返済などによりローンを完済した場合であれば、資金調達の際に賃貸用不動産を担保に利用することは有効な手段の一つです。 しかし、所有する賃貸用不動産が金融機関の取り扱いエリア外である場合や、築年数が古い物件の場合は担保に利用することが難しい場合もあります。その場合は複数の金融機関に打診するなど、取り扱いが出来る金融機関を探す必要があります。 賃貸用不動産に抵当権設定がある場合 所有する賃貸用不動産に抵当権が設定されている場合、下記に該当すると借り入れが難しくなります。 金銭消費貸借契約で後順位の抵当権設定を認めていない 先順位のローン*の残債が大きい ※先順位の抵当権を設定する際に締結した金銭消費貸借契約による借り入れを指します。(以下、当コラムでは「先順位のローン」と呼称します。) 先順位のローンによっては、後順位の抵当権設定を認めていないケースが多いです。もし仮にこのようなケースで、契約を無視して後順位の抵当権を設定すれば、期限の利益の喪失事由にあたり、先順位のローンの一括返済を求められることとなります。 また、先順位のローンの残債が大きい場合にも賃貸用不動産を担保にした借り入れは難しいでしょう。例えば、2,000万円の価値の不動産に対して、先順位のローンの残債が1,500万円の場合、担保余力は500万円しかありません。このようなケースでは、金融機関に回収が難しいと判断され、融資を断られることがほとんどです。 なお、担保の掛け目については、下記のコラムで詳しく解説していますのでご覧ください。 関連記事はこちら不動産担保ローン金利の基礎知識と低金利で借りるコツ 不動産投資ローンの2番抵当でローンは借りられるのか? 先述した通り、先順位のローンの内容と、先順位のローンの残債が少ないなどの条件を満たさなければならないため、賃貸用不動産を担保にした借り入れは基本的には難しいです。ただし、上記の条件を満たせば、2番抵当でローンを借りることは可能です。 なお、後順位の抵当権設定を禁止している場合には、先順位のローンの残債も含めた借り換えも一つの手となります。残債が少なければ、借り入れのハードルは低くなるでしょう。ただし、購入時に組む不動産投資ローンよりも金利が高くなることがほとんどであるため注意が必要です。金利や融資条件の判断が付かない場合は、借入予定の金融機関に相談してみるといいでしょう。 賃貸用不動産を担保にローンを借りる代表的な事例 先述した通り、賃貸用不動産を担保にローンを借りることは可能です。ここでは、所有する賃貸用不動産を担保にローンを借りる代表的な事例をご紹介します。 賃貸用不動産のリフォーム資金を借りる 賃貸用不動産を長年所有していると、設備の入れ替えや建物の修繕のためにリフォームが必要です。このような修繕の際には100万円単位で資金が必要となることも珍しくないため、手元資金だけで融通するのは大きな負担となってしまうかもしれません。 このようなときに、所有する賃貸用不動産を担保にリフォーム資金を借りることで、毎月の返済負担を抑えながらリフォーム資金の調達をすることができます。 賃貸用不動産の相続資金を借りる 自身の親が所有していた賃貸用不動産を相続によって取得するケースがあるかもしれません。不動産を相続する場合には、相続財産の額が大きくなり、場合によっては多額な相続税の支払いが発生することもあるでしょう。相続時に預貯金が多く残っていれば、その預貯金で支払うこともできますが、相続財産が不動産に偏っている場合などは難しいでしょう。 このようなときに、相続する賃貸用不動産を担保に相続資金を借りることで、自身の手元資金がなくとも相続税の支払いなどに活用することができます。 賃貸用不動産を担保に不動産の購入資金を借りる 新規に不動産を購入する際に、購入資金の借入申し込みをしても、融資金が購入資金の満額ではなく、頭金が必要となるケースがあるかもしれません。すでに所有する賃貸用不動産を共同担保にすることで、不動産の購入資金を満額借りることも可能です。 また、購入不動産が金融機関の取扱対象外である場合でも、所有する不動産が取扱対象であれば、それを担保に購入資金を借りることも可能です。 まとめ 今回は賃貸用不動産を担保にした借り入れの可否や抵当権との関係を解説しました。賃貸用不動産を担保にした借り入れは可能ですが、先順位のローンの内容や、残債によって借り入れは難しいかもしれません。賃貸用不動産を担保にした借り入れを検討の際は、借入予定の金融機関に相談してみるといいでしょう。 不動産投資ローンの審査はココをみる(1) 賃貸アパートやマンション等の収益物件を担保とした貸出しは、金融機関の不動産関連融資の中では主力商品のひとつです。2013年から始まったアベノミクスによって、国内の金融市場は超低金利状態に突入...記事を読む 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 相続で不動産担保ローンを利用する4つの事例を紹介

    相続で不動産担保ローンを利用する4つの事例を紹介

    不動産を含む相続では相続税の支払いなどで現金が必要になることも多いです。そのような時には、不動産担保ローンを活用できるかもしれません。相続で不動産担保ローンを利用する方法として、「相続が発生してから」不動産担保ローンを利用する場合と、「相続が発生する前に」不動産担保ローンを利用する場合の大きく二つに分かれます。本記事では、不動産担保ローンの4つの活用方法をご紹介していきます。 相続が発生してから不動産担保ローンを利用する 相続が発生してから不動産担保ローンを利用するケースは、下記3つが考えられます。 相続税の支払いに利用する 法定相続分の支払いに利用する(代償分割) 遺留分の支払いに利用する 相続税の支払いに利用する 不動産を相続すると、その資産価値に応じて相続税を支払う必要があります。相続税として納める税金は基本的に現金で用意しなければなりません。特に相続財産として不動産のみを相続したような場合では、相続税の支払いを現金で用意できないこともあるでしょう。このような場合、不動産担保ローンを活用することが考えられます。 ちなみに、相続した不動産を売却して相続税の支払いをすることもできますが、買主が見つかるまでに時間がかかることがあり、このような場合にも不動産担保ローンの活用は有効な手段の一つです。相続税は相続があったことを知ったときから10カ月以内に納める必要があります。 法定相続分の支払いに利用する(代償分割) 相続方法にはいくつかの種類がありますが、代償分割を選んだ場合に、不動産担保ローンを活用できます。代償分割とは、相続人の内の誰かひとりまたは数人が不動産などの現物を相続し、その他の相続人に対して相続分に応じた現金を支払う方法です。 例えば、相続財産が3,000万円で、配偶者と子2人の相続人がいるケースを考えてみましょう。配偶者と子の場合の法定相続分は配偶者:1/2、子:1/2です。今回のケースでは、子供が2人のため、配偶者の法定相続分は2分の1、子の法定相続分は4分の1ずつとなります。 法定相続人が配偶者と子の場合 - 配偶者:1/2、子:1/2 法定相続人が配偶者と親の場合 - 配偶者:2/3、親:1/3 法定相続人が配偶者と兄弟姉妹の場合 – 配偶者3/4、兄弟姉妹:1/4 相続財産3,000万円が全て現金であれば、配偶者に1,500万円、子に750万円ずつ相続させることが可能です。しかし、相続財産が不動産しかないような場合、簡単に分割することができません。こうした場合に、ひとりの子が不動産を相続して、不動産を相続しなかった配偶者や子に法定相続分に応じた支払いをするといった方法があります。この方法を代償分割と呼びます。 上記の場合、他の相続人に支払うための資金を現金で用意しなければなりませんが、多額の現金を手元から支払うのは難しいでしょう。不動産担保ローンを活用すれば、相続した不動産を担保に代償分割のための資金を借りることができます。 遺留分の支払いに利用する 遺留分の支払いに不動産担保ローンを活用することも考えられます。遺留分とは配偶者や子供、直系尊属(※1)など、一部の法定相続人(※2)が取得できる一定割合の相続財産のことです。その遺留分の総額は相続財産全体の1/2で、法定相続人が直系尊属のみの場合は1/3となります。また、遺留分の総額から法定相続人の法定相続分に応じて遺留分が決定します。 ※1被相続人の父母、父母がどちらも亡くなっている場合は祖父母 ※2兄弟姉妹や兄弟姉妹が先に亡くなっている場合に相続人となる甥姪には遺留分が認められていません。 法定相続人にはそれぞれ法定相続分が決められていますが、遺言によって、法定相続人以外や法定相続分とは異なる配分で相続がなされることがあります。しかし、遺留分が認められている法定相続人は、自分に認められた遺留分までであれば、相続後に遺留分減殺請求を求めることができます。 例えば、先ほどと同様に相続財産が3,000万円で、配偶者と子2人の相続人がいる場合で、被相続人の遺言によって、子の内の1人だけにこの3,000万円の相続がされるケースを考えてみましょう。 相続人が配偶者と子なので、相続財産全体の1/2が遺留分の総額として扱われます。そして、法定相続分は配偶者が1/2、子が1/2となるので、配偶者は1/4(1/2×1/2)、子は1/4を2人で分けて1/8(1/2×1/2×1/2)の遺留分として認められます。つまり、相続財産を受け取らなかった配偶者は、相続財産の4分の1である750万円、子は相続財産の8分の1である375万円分遺留分減殺請求できます。 上記の場合、遺留分減殺請求を受けた側は現金で支払わなければなりませんが、多額の現金を手元から支払うのは難しいでしょう。しかし、相続不動産を担保にして、不動産担保ローンを活用することで問題を解決できるかもしれません。 相続が発生する前に不動産担保ローンを利用する 相続が発生する前に不動産担保ローンを利用するケースは、親族間売買が考えられます。 親族間売買をする 相続発生前に、あらかじめ不動産の親族間売買をする場合には、不動産担保ローンの利用が考えられます。居住用財産で、自己居住用であれば住宅ローンを利用することも考えられますが、そうでない場合には住宅ローンの利用はできません。また、銀行などの金融機関では一般的に親族間売買を取り扱っていません。 一方で、不動産担保ローンであれば住宅ローンのように自己居住用でなければならないといった制約はなく、親族間売買でも取り扱うことの出来る可能性があります。ただし、住宅ローンと比べると金利が高いなど、融資条件が悪くなってしまう点には注意が必要です。 まとめ 相続時に不動産担保ローンを利用する4つの事例を解説しました。不動産の相続では相続税の支払いに現金を用意できず困る場合があるでしょう。また、速やかに売却活動を行っても、中々買い手が見つからず、相続税の支払いに間に合わない場合もあります。 このような場合、不動産担保ローンを有効に活用出来るかもしれません。その他にも、遺留分や代償分割など活用できる機会は多いため、手元資金が不足する時には、不動産担保ローンを検討してみるといいでしょう。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 相続時の不動産評価方法は?評価に関する特例も併せて解説 相続財産には預貯金や有価証券のほかに、土地や建物といった不動産も含まれます。相続で不動産を取得した場合、相続税評価額はどのように算出すればよいでしょうか。今回は、相続不動産の評価方法や特例に...記事を読む 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンを比較する5つのポイント

    不動産担保ローンを比較する5つのポイント

    不動産担保ローンとは、土地や建物などの不動産を担保にお金を借りることができるローンです。不動産(自宅)を担保にお金を借りるという点では、住宅ローンと大きな違いはありません。ただし、住宅ローンは資金使途が住宅購入に限定されるのに対し、不動産担保ローンの資金使途は基本的に自由です。そのため、既に借りているローンの借換資金や運転資金、開業資金、教育資金、納税資金など、状況に応じてさまざまな使途に利用できます。 銀行やノンバンクなど、多くの金融機関が不動産担保ローンを提供しています。そのため、初めて不動産担保ローンを利用する場合は、どのようなポイントを比較すればいいかわからないのではないでしょうか。そこで今回は、不動産担保ローンを比較する5つのポイントを紹介します。 比較するポイント1 ― 融資金額 不動産担保ローンの概要についてはこちら 不動産担保ローンの融資金額は、担保不動産の評価と会社ごとに設定している担保掛目でほぼ決まります。そのため、年収や勤務先、勤続年数といった個人の与信による上乗せは、あまり期待しないほうがいいでしょう。 担保掛目とは、担保不動産の評価額に対して金融機関が設定する比率のことで、担保掛目が大きいと融資金額も大きくなります。一般的に担保掛目は評価額の70~80%程度に設定されており、金融機関によって差があります。 また、担保不動産の評価方法も金融機関によって異なるため、同じ担保不動産でも融資金額に差が出てきます。不動産担保ローンを利用する場合は、複数の金融機関に相談して融資金額を比較しましょう。 比較するポイント2 ― 費用(金利、手数料など) 不動産担保ローンでは金利や手数料がかかるため、これらの費用も比較するポイントになります。不動産担保ローンでかかる主な費用は以下の通りです。 金利 事務手数料 登記費用(司法書士報酬、登録免許税など) 審査に必要な書類の取得費用(住民票、印鑑証明書など) 印紙代 繰上返済手数料(一部繰上返済と全部繰上返済で手数料が異なる) これらの中で、まず比較しておきたいのは金利です。融資金額と返済期間が同じ場合、金利によって月々の返済額や総返済額は大きく違ってきます。月々の返済額だけに注目しがちですが、必ず総返済額も比較しましょう。 また、事務手数料をはじめとする諸費用も無視できません。特に事務手数料は「融資金額の~%」という形でかかるため、数%の差で負担する費用は大きく変わります。借り換えの場合は、今まで借りていたローンの一括返済時に繰上返済手数料がかかるので、諸費用を考慮しても借り換えたほうが有利なのか判断する必要があります。 比較するポイント3 ― 融資までのスピード 不動産担保ローンの融資までのスピードは「最短3日」「1ヵ月程度」など、金融機関によって異なります。早期に資金を用意しなくてはならない場合は、借入が必要なタイミングを伝えて、希望する時期に間に合うかを確認するといいでしょう。早期に資金が必要なことを事前に伝えておけば、優先的に対応してくれる場合もあります。 ただし、融資までのスピードは早いほどいいとは限りません。担保不動産の価値を評価するには、現地調査なども必要になるため、ある程度の時間を要します。「即日融資が可能」とうたっている金融機関もありますが、担保不動産の価値を過小評価され、結果として金利が高くなってしまう可能性があるので注意が必要です。 比較するポイント4 ― 融資担当者の対応 不動産担保ローンを利用するときは、融資担当者の対応についても比較しましょう。一般の方にとって不動産担保ローンの手続きは複雑で、意味を理解するのが難しい用語も多く出てきます。融資担当者が手続きや用語についてわかりやすく解説し、サポートしてくれれば、初めてでも安心して利用できます。 金融機関によっては、専属の担当者をつけてくれたり、電話でサポートを受けられたりするところもあります。金利や費用はもちろん大事ですが、融資担当者の対応が適切でないと、スムーズに契約できずにトラブルになる恐れもあるので、安心して任せられる担当者を選びましょう。 比較するポイント5 ― 金融機関の信頼性 不動産担保ローンは、金融機関選びも重要なポイントになります。先程も触れたように、担保不動産の評価は金融機関によって異なるため、有利な条件で融資を受けるには信頼性の高い金融機関を選ぶことが大切です。 不動産担保ローンを借りている中で、融資を受けた金融機関が倒産する可能性もあります。また、金利や費用、融資までのスピードなど、1つのポイントだけで判断すると、ローンを借りたあとにトラブルに巻き込まれるかもしれません。営業年数や融資実績、ブランド、提案内容などを比較したうえで、安心して利用できる金融機関かどうか判断しましょう。 まとめ 不動産担保ローンは資金使途が基本的に自由なので、運転資金や開業資金など、まとまった現金が必要になった場合や長期で融資を受けたい場合に活用できます。ただし、金融機関によって担保不動産の評価方法は異なり、融資金額や金利などの融資条件、諸費用にも差があります。 不動産担保ローンを利用する際は、必ず複数の金融機関に相談して比較検討することが大切です。この記事で紹介した5つのポイントを参考に、不動産担保ローンを提供する金融機関を比較してみてください。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンとは?メリット・デメリットを解説 不動産担保ローンとは、不動産を担保にすることで、お金を借りることができる商品です。不動産を担保にするため、まとまった金額を低金利で借り入れることが可能です。一方で、万が一返済不能になった場合...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンにおける銀行とノンバンクの違い

    不動産担保ローンにおける銀行とノンバンクの違い

    不動産担保ローンで資金調達する場合、銀行とノンバンクのどちらを利用すべきか悩むのではないでしょうか。ノンバンクとは、銀行のように預金業務を行わず、与信業務(融資)に特化した金融機関のことです。銀行は預金業務を行っていることもあり、「なんとなく銀行のほうが安心」と思う方もいるでしょう。しかし、銀行とノンバンクの不動産担保ローンはそれぞれ特徴に違いがあるため、ご自身の状況に合わせて最適な金融機関を選ぶことが大切です。今回は、不動産担保ローンにおける銀行とノンバンクの違いについて解説します。 銀行とノンバンクでは何が違う? 不動産担保ローンの概要についてはこちら 不動産担保ローンにおいて、銀行とノンバンクでは「総量規制(そうりょうきせい)」という法律の点で大きく異なります。総量規制とは、個人(個人事業主を除く)の借入総額が、原則、年収の3分の1までに制限される規制のことです。返済能力を超えた債務で生活が破綻するのを防ぐために、個人向けの貸付には借入金額に上限が設けられています。不動産を担保とする貸付は総量規制の適用除外となりますが、自宅を担保とする場合は適用除外とならず、総量規制の対象となります。不動産担保ローンは価格が高額な不動産を担保に融資を受けるため、借入金額が年収の3分の1を超える可能性が高いでしょう。 銀行法が適用される銀行は総量規制の対象外であるため、会社員(個人)でも銀行を利用すれば、自宅を担保に融資を受けられます。しかし、貸金業法が適用されるノンバンクには総量規制があるため、自宅を担保に年収の3分の1を超える範囲で生活資金などの融資を受けることはできません。そのため、会社員が自宅を担保に年収の3分の1を超える範囲で生活資金などの融資を受けたいのであれば、銀行を利用することになります。 融資条件で見るそれぞれの特徴 次に、不動産担保ローンの融資条件について、銀行とノンバンクそれぞれの特徴を確認していきましょう。 金利と手数料 銀行の不動産担保ローンは、ノンバンクに比べて比較的金利が低めに設定されていることが多いです。たとえば、資金使途が限定されていない不動産担保フリーローンの場合、ある銀行では最低金利が1.0%前後であるのに対し、あるノンバンクでは2.5%前後となっています。 また、金利以外にも不動産担保ローンは以下のような手数料がかかります。 事務手数料 繰上返済手数料(解約料) 印紙代 登記費用 手数料については、銀行とノンバンクの違いというよりは、金融機関によって異なります。銀行・ノンバンクにかかわらず、金利と手数料の両方を考慮して、支払う費用面で有利なローンを選ぶことが大切です。無事に返済を終えるには繰り上げ返済を活用することも重要なので、繰り上げ返済の条件や手数料も確認しておきましょう。 融資額 不動産担保ローンの融資金額の幅(最低融資金額~融資限度額)は、金融機関によって差があります。しかし、希望する金額の融資を受けることが出来るかどうかは、あくまで担保とする不動産の評価と担保掛目によって変わります。 担保掛目とは、担保不動産の評価額に対して金融機関が設定する比率のことで、担保掛目が大きいほど借りられる金額は大きくなります。一般的に担保掛目は評価額の70%~80%程度に設定されていますが、一部のノンバンクでは80%を超えるところもあります。 年収や勤続年数といった与信も審査されますが、融資額は結局のところ、担保不動産の評価による影響が大きいです。金融機関選びは、自分が希望する金額が融資可能額の範囲内にあるかどうかを前提として、担保不動産の評価と掛け目がポイントになります。銀行・ノンバンクにかかわらず、希望する金額を借りられるかどうかを重視するといいでしょう。 融資までの日数 不動産担保ローンでは、銀行よりノンバンクのほうが、融資までの日数が早いことが多いです。あくまでも目安ですが、ノンバンクは1週間~2週間で融資が実行されるのに対し、銀行は2週間~1か月かかります。銀行は担保不動産の評価はもちろん、属性も厳しく審査されますし、保証会社の保証をつけることが多いため、ノンバンクに比べて日数がかかる傾向にあります。そのため、少しでも早く資金を調達したい場合は、銀行よりノンバンクを利用したほうがいいかもしれません。 そもそも不動産担保ローンは、担保となる不動産の調査が必要になるため、無担保ローンに比べると融資実行までに時間がかかります。多くの金融機関が「最低〇日」といった表記をしていますが、資金計画の際は保守的に「早くても1週間はかかる」と考えておくといいでしょう。 審査基準(与信と担保不動産) 不動産担保ローンの審査基準については、銀行よりノンバンクのほうが柔軟なことが多く、与信面では、過去に銀行で断られた場合や返済の延滞歴がある場合でも、ノンバンクに相談すれば融資してもらえる可能性があります。 また、担保不動産では「借地権がついている」「建ぺい率や容積率がオーバーしている」など、いわゆる「既存不適格」の物件の場合、銀行では断られるケースがほとんどです。しかし、ノンバンクによっては「借地権者の承諾書を取得する」「担保掛目を下げる」といった対応で担保の適格性を確保することで、融資してもらえる可能性があります。 また、不動産担保ローンの資金使途は原則自由ですが、一部の銀行では開業資金や納税資金などが認められないケースもあります。一方、ノンバンクは基本的にこのような制限はなく、開業資金や納税資金にも利用できます。そのため、不動産担保ローンで調達する資金の用途によっては、銀行よりノンバンクのほうがいいかもしれません。 まとめ ここまで説明してきたように、不動産担保ローンは、銀行とノンバンクでそれぞれ特徴に違いがあります。銀行は金利が比較的低く設定されていますが、融資基準が厳しい場合や、融資実行までに時間がかかることがあます。 それに対して、ノンバンクは銀行より金利は高くなってしまう可能性はありますが、融資基準が柔軟で、融資実行までの日数も短いのが特徴です。これらのことから、なんとなく銀行の方が安心という理由のみで銀行に決めるのではなく、自身の担保不動産の状況や資金使途、金利や手数料などの融資条件を踏まえた上で、どこの金融機関が良いのかを総合的に判断する必要があります。まずは、銀行とノンバンクのどちらかに絞るのではなく、複数の金融機関に相談し、自分に合ったローンを利用することが大切です。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンとは?メリット・デメリットを解説 不動産担保ローンとは、不動産を担保にすることで、お金を借りることができる商品です。不動産を担保にするため、まとまった金額を低金利で借り入れることが可能です。一方で、万が一返済不能になった場合...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 住宅ローンがある自宅を賃貸に出せる?不動産担保ローンに借り換えも視野に

    住宅ローンがある自宅を賃貸に出せる?不動産担保ローンに借り換えも視野に

    転勤や介護などに伴うライフスタイルの変化によって、自宅として住んでいた家から一時的に別の家に引っ越しする必要がある場合、「売却する」「賃貸に出す」の2つの選択肢があります。住宅ローンの残債がある自宅を賃貸に出すには、住宅ローンを借りている金融機関に相談し、どのような形にするのが良いかを話し合わなくてはなりません。住宅ローンは資金使途が自宅の取得に限られており、賃貸に出すと金融機関から残債の一括返済を求められる恐れがあります。 その場合は、不動産担保ローンに借り換えることで賃貸に出すことが可能となります。ただし、住宅ローンから不動産担保ローンへの借り換えにはデメリットもあるため、実際に借り換える前に仕組みやデメリットを理解しておくことが大切です。今回は、住宅ローンの残債がある自宅を賃貸に出さないといけなくなった時の対処法について解説します。 住宅ローンが残っている自宅を賃貸に出したい、その時どうする? たとえば、住宅ローンを借りて自宅を購入後、急に海外赴任が決まって自宅からの住み替えが必要になったとしましょう。海外赴任が終わった後に自宅に戻ることを希望するなら、自宅を賃貸に出すことを検討するのではないでしょうか。しかし、住宅ローンの資金使途は自宅の購入に限定されているため、住宅ローンの残債がある不動産を賃貸に出すことは原則できません。無断で賃貸に出したことが発覚した場合は、金融機関からローン残債の一括返済を求められる恐れがあります。住宅ローンの返済中に転居を伴う転勤が決まったら、まずは住宅ローンを借りている金融機関に相談しましょう。金融機関がやむを得ないと判断すれば、住宅ローンの残債があっても賃貸に出せるかもしれませんが、残念ながら認められないケースもあります。その場合、住宅ローンから不動産担保ローンに借り換えれば不動産を賃貸に出せるようになるので、自宅を売却せずに済みます。 住宅ローンから不動産担保ローンに借り換えるデメリット 住宅ローンから不動産担保ローンに借り換えて賃貸に出すことには、以下のようなデメリットもあります。 金利が上がる 総返済額が増える 住宅ローンは不動産担保ローンよりも金利が低いので、不動産担保ローンに借り換えるとほとんどのケースで金利は上がります。金利が上がると総返済額も増えるため、借り換える際は返済できるかどうかを慎重に判断する必要があります。ただし、自宅を賃貸に出すと家賃収入が得られるため、安定した家賃収入が見込める物件であれば、家賃収入でローンを返済できるかもしれません。また、金融機関に借り換えの相談をすると、キャッシュフローを改善してローンの返済負担が軽減されるような提案をしてもらえます。まずは金融機関に相談して、提案された条件をもとに借り換えをするか判断するといいでしょう。 住宅ローンから不動産担保ローンへの借り換えイメージを紹介 ここでは、住宅ローンから不動産担保ローンへの借り換えイメージを紹介します。サラリーマンのCさんは、勤務している会社から海外赴任の内示を受け取りました。住宅ローン残債が減ってきたマイホームを賃貸に出し、海外赴任が終わったタイミングで住み慣れたマイホームに戻ることを考えています。 Cさんは金融機関にローンの相談をした結果、一括返済を求められたため、住宅ローンの残債がある自宅の区分マンションを担保にして、不動産担保ローンへの借り換えを行いました。借り換え前と借り換え後の状況は以下の通りです。 借り換え前 借り換え後 ローン残高 2,500万円 2,560万円(手数料等含む) 返済期間 20年 20年 金利 1.50% 6.00% 月々の返済額 12万円 18.3万円 家賃収入 0円 18.7万円 借り換えによって金利は1.5%から6.0%に上がり、月々の返済額が6.3万円増加しましたが、自宅を賃貸に出すことで月々18.7万円の収入を得ることが出来たため、月々の負担がなくローン残債を減らしていくことに成功しました。 実際に借り換えを行う場合は、不動産担保ローンを扱う金融機関に申込を行いましょう。審査に通過したら、住宅ローンを借りている金融機関に返済可能日などを確認のうえ契約手続きを進めます。手続きの流れの詳細は、こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。 参考 不動産担保ローンを借り換えるメリット・デメリットとは? まとめ 住宅ローンのある自宅を賃貸に出したい場合は、不動産担保ローンへの借り換えを検討しましょう。不動産担保ローンなら賃貸に出すことができるので、転勤や介護で住み替えが必要になっても自宅を売却せずに済むかもしれません。ただ、不動産担保ローンへ借り換えるためには審査に通過する必要がありますので、まずは金融機関に相談して、借り換えることが出来るのか、借り換えた後の条件はどうなるのか、などを確認してみましょう。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説 不動産担保ローンの借り換えとは、新たな不動産担保ローンを借りて、現在のローンを一括返済することです。不動産担保ローンからだけでなく、無担保ローンや住宅ローンなどから不動産担保ローンへの借り換...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンで即日融資を狙うならまずはカードローンを借りた方がいい4つの理由

    不動産担保ローンで即日融資を狙うならまずはカードローンを借りた方がいい4つの理由

    不動産担保ローンを提供している金融機関の中には、即日融資に対応しているところもあります。不動産を所有しているときに至急まとまった資金が必要になれば、不動産担保ローンで即日融資を受けることを考えるかもしれません。しかし、不動産担保ローンで即日融資を狙うなら、まずはカードローンを借りるのがおすすめです。カードローンをつなぎとして活用することで、結果的に不動産担保ローンのメリットを最大限享受することが可能となるからです。今回は、不動産担保ローンのつなぎとしてカードローンを借りた方がいい4つの理由と注意点について解説します。 まずはカードローンを借りた方がいい4つの理由 不動産担保ローンの概要についてはこちら ここでは、不動産担保ローンで即日融資を狙うときに、まずはカードローンを借りた方がいい理由を4つ紹介します。 カードローンであれば、基本的には即日融資 不動産担保ローンは、担保となる不動産を評価するための時間が必要です。短時間で不動産を評価するのは難しく、一般的には審査に数日かかるため、融資が実行されるまでに1週間程度の期間が必要になってきます。一方、無担保で借りられるカードローンなら審査は早く、即日融資も可能です。カードローンを利用すれば、不動産担保ローンの融資実行までに必要な資金をすぐに準備できます。 カードローンは融資事務手数料・繰上返済手数料がかからない カードローンは金利が高く、返済額に占める利息の割合が大きいため、長期の借り入れには向きません。しかし、カードローンは融資事務手数料や繰り上げ返済手数料がかからないので、短期間の利用には適しています。急ぎでまとまった資金が必要な場合は、カードローンをつなぎで利用しながら不動産担保ローンの審査を受けましょう。不動産担保ローンの融資実行後、その資金でカードローンを一括返済すれば、カードローンの利用は短期間で済みます。 甘い審査で借りれば、結果的には金利が高くなる 不動産担保ローンを提供する金融機関の中には、「即日融資が可能」とうたっているところもあります。しかし、担保不動産の価値を正確に審査するには現地調査などを含め、最低でも数日は必要です。そのため、即日融資で融資する場合、担保不動産の価値を過小評価せざるを得なく、極端なケースでは無担保で融資しているのと大差がないこともあります。甘い審査で不動産担保ローンを借りてしまうと、結果的には金利が高くなってしまします。 信頼性の高い金融機関で借りるべき 不動産担保ローンで資金調達をする場合、金融機関選びは重要です。担保不動産や債務者の属性の評価は、金融機関によって異なります。より有利な条件で融資を受けるには、複数の金融機関に相談して提案された内容を比較・検討したうえで、信頼性の高い金融機関でローンを借りることが大切です。金融機関選びに注力することで、結果的に金利や返済期間等、自身にとって有利となる条件のメリットを最大限享受することが可能となります。 カードローンを借りると審査のマイナスに? カードローンを借りると、不動産担保ローンの審査にマイナスになるか気になるのではないでしょうか。しかし、カードローンを借りたからといって、審査のマイナスになることはほとんどありません。ただし、カードローンを利用した理由について、金融機関にしっかりと説明する必要はあります。不動産担保ローンの相談をするときに、カードローンを借りた経緯や必要性について説明できるように準備しておきましょう。また、基本的には不動産担保ローンの借り入れと同時にカードローンの返済を求められます。 カードローンをつなぎとして利用する場合の注意点 カードローンをつなぎとして利用する場合は、融資額に注意しましょう。不動産担保ローンの融資限度額以上をカードローンで借りると、カードローンから不動産担保ローンへの借り換えができなくなるからです。不動産担保ローンでは、担保とする不動産の市場販売価格の6割~7割程度が、融資額の上限の目途になります。たとえば、担保とする不動産の市場販売価格が5,000万円であれば、3,000万円~3,500万円が融資額の上限です。ただし、実際の融資額は担保不動産だけでなく、債務者の属性も含めて総合的に審査したうえで決定されます。そのため、カードローンの借り入れは、保守的にみて不動産の市場販売価格の5割ぐらいまで(先程の例なら2,500万円まで)に抑えた方がよいでしょう。 まとめ 不動産担保ローンは不動産の担保評価に時間がかかるため、基本的に即日融資は難しいのが現状です。無理をして即日融資を受けようとすると、思わぬリスクを抱えることもあります。まとまった資金が急に必要になった場合、まずはつなぎとしてカードローンを利用し、その後に不動産担保ローンへ借り換えるといった資金調達も検討してみましょう。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説 不動産担保ローンの借り換えとは、新たな不動産担保ローンを借りて、現在のローンを一括返済することです。不動産担保ローンからだけでなく、無担保ローンや住宅ローンなどから不動産担保ローンへの借り換...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 急な葬儀費用にローンを使う場合の選択肢と不動産担保ローン

    急な葬儀費用にローンを使う場合の選択肢と不動産担保ローン

    急に親の体調が悪化して、いろいろな準備もままならないままに葬儀に突入する話はよく聞きます。そんな折、葬儀費用を捻出するのにいくつかの方法がありますが、それらを知らずに慌てて行動してしまうと、後で悔やまれることになりかねません。 今回は、急な葬儀費用でも対処できる方法と、ローンを利用する場合の選択肢についてご紹介します。 [ご相談者 Aさん] 52歳男性。離婚して一人で生活。子供はいない。 親の体調が思わしくなく、2年前より地元にUターンをし、副業として家業の手伝いをすることになった。 その際、一人っ子なので、実家と貸家を生前贈与してもらって、相続時精算課税制度を適用した。 (1)喪主として、葬儀準備で200万円程度が必要に Aさん:一昨年から地元にUターンして暮らし始め、家業の手伝いをしてきましたが、先日、父が他界しまして・・・。 FP吹田:それはご愁傷様です。Uターンされた際は、ご実家には、お父様の他、お母様もいらっしゃったのですか? Aさん:いえ、母は3年前に亡くなりまして、それで父も一気に体力が低下したようでした。一人っ子の自分が喪主になるのですが、葬儀費用を調べたら、どうやら200万円程度はかかりそうです。 FP吹田:喪主として、悲しみも大きい一方で、ご葬儀の準備も、資金面含めて大変ですよね。ご葬儀はいつ頃の予定ですか? Aさん:火葬場が混んでいるらしく、10日後になります。多少は香典があるとはいえ、それまでに葬儀費用をどうやって揃えたらいいか、それが気がかりです。実は、父の銀行預金口座が凍結されてしまいました。 FP吹田:なるほど。ご葬儀は10日後なのですね。銀行口座が凍結されているとのことですが、本来、亡くなられた方の銀行口座のお金を引き出すのは、遺産分割協議が成立して相続手続をしてからになってしまいます。ただ、2019年7月以降、遺産分割協議が成立する前でも、仮払いができるようになりましたが…。 Aさん:仮払いですか。うちはやったほうがいいでしょうか? FP吹田:まず、仮払いには3つの方法があり、次の(2)が比較的取り組みやすいと言われています。 (1)相続人全員の同意書を金融機関の窓口に提出して申請する (2)他の相続人の同意なく金融機関の窓口で申請する (3)家庭裁判所に申し立てる Aさん:なるほど。残高は全額を仮払いできるのですか? FP吹田:(1)のように同意書があれば、全額引き出せますが、(2)で同意書がない場合は、一定の上限額が設けられています。その上限は、法務省令で、一つの金融機関から仮払いを受けられる金額の上限150万円の範囲内で計算された額になっています。なので、一つの銀行では、おっしゃる葬儀費用全額を賄いきれるとは言えないようですね。 Aさん:上限額があるのですね。うちは、一つの金融機関しかないし、半年前からの医療費でかなり使ってしまって残高が少なく、実は入院費の支払いも残っています。やはり仮払い手続きをしても解決しないような気がしてきました。それに、恥ずかしながら、自分の生活で精一杯で、手元資金があまりないので、あとは、カードローンとかくらいしかないでしょうか? (2)ローンという選択肢でも、しっかり情報の比較を FP吹田:そうですか。カードローンは確かに即日融資されるなど、手っ取り早いかもしれません。しかし、何より金利が高いのと、毎月返済額と返済日の設定のみで、具体的な返済期限が設定されていないので、計画的にしないとずるずると延びてしまい、今後の負担が心配です。何か不動産はお持ちでしょうか? Aさん:えっと、父から生前贈与された実家と貸家があります。 FP吹田:なるほど、亡くなられたお父様の財産を相続されていてよかったですね。生前贈与されたAさんご自身の不動産を担保に借入をされる方法があるかと思います。不動産担保ローンと一般的なカードローンの特徴をこちらに一覧にしてみましたので、ご参考ください。 【表】不動産担保ローンとカードローンの違い 不動産担保ローン カードローン(無担保型) 担保不動産なし 金利低め(1ケタ台が多い)高め(2ケタ台も多い) 借入期間長期可能設定なし(毎月返済額と返済日のみ設定) 融資までの時間1週間程度即日可能 対象者所有者本人のほか、家族でも可能本人 保証原則不要(担保提供者など保証人を必要とする場合もある)不要 Aさん:そうか、自分の名義になった不動産なら、不動産担保ローンがいけるかも。金利が低めになることが何よりホッとします。 (3)手続きなど余裕をもって、複数を使い分けする方法も FP吹田:気になるのはスケジュールですね。不動産担保ローンは、審査があるので、融資されるまで数日から1週間程度の時間がかかります。なので、早めに行動されるのがよいかと思います。 Aさん:確かにギリギリだと不安ですね。 FP吹田:間に合うか気になるようでしたら、例えばですが、つなぎ的にカードローンを使う方法もありかと思います。その場合は、不動産担保ローンがOKになったら、すぐにカードローンから借り換えをすれば、カードローンの金利負担も抑えられ、ずるずると完済が延びるリスクも避けられるでしょう。 Aさん:なるほど。その手がありましたか。では、自分名義の不動産を担保にして、不動産担保ローンに申し込んで、状況に応じて、いざというときにカードローンをつなぎに使うというプランで進めてみます。 FP吹田:そうですね。なお、不動産担保ローンを組む際は、必要な借入金額をどのくらいの期間で返済していくか、将来の暮らし方を踏まえて考えていくことが大事です。 Aさん:といいますと? FP吹田:Aさんは、一人っ子でいらっしゃるとのことですが、今後も、思い出のご実家でずっと暮らすご予定でしょうか?それとも、遺産相続手続きがすべて終わって、落ち着かれたら、別のエリアなどに拠点を移す可能性もあるのでしょうか?それによって、不動産を売却される選択肢も出てくるかもしれないと思いまして。 Aさん:確かに、落ち着いたら、不動産を売却するかもしれません。自分ひとりでは、この広い土地のメンテや家業を全部できませんから。もし、売却するのなら、その代金で不動産担保ローンもすぐに清算できそうですが、不動産担保ローンは、どのくらいの期間で考えておいたらよいでしょうか? FP吹田:例えばですが、このようなシミュレーションページがあります(https://www.sbi-efinance.co.jp/simulation/)。ここで、借入300万円、金利年率6.5%、返済期間を10年として試算すると、毎月返済額が34,065円ほどになりです。Aさんは今52歳でいらっしゃるので、10年以内には何らかの方向性がみえてくるのではないでしょうか?5年経過時点でも、方向性がわかれば、不動産の売却などで繰上返済をしてもよいと思いますし、月3万円程度であれば、無理なく、今後の生活設計の変更にも対応できるのではないでしょうか? Aさん:なるほど。とってもイメージしやすくなりました。5年はあっという間かもしれず、期間10年くらいまでなら、自分も何かを決断できるかと思います。 まとめ 葬儀費用を捻出したい場合の選択肢 〇親の金融機関口座からの仮払い ・相続人全員の同意書がなくても、金融機関の窓口申請で仮払いできるが、150万円の範囲内で一定の計算額が上限。 ○カードローンの可能性は? ・即日融資されるが、金利が高い。 〇不動産担保ローンの可能性は? ・不動産を担保にするので金利が低め。 ・審査に時間がかかるので、カードローンをつなぎ的に活用して不動産担保ローンに借り換える方法もある。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 社会人の留学費用調達に教育ローンと不動産担保ローンを比較 大学を卒業して社会人になった後で、もう一度本格的に学ぶために留学を考える方も多いのではないでしょうか?学生であれば、日本政策金融公庫の国の教育ローンや奨学金を候補にすることもできますが、いざ...記事を読む 国際結婚の婚活・結婚・住まいの費用に!不動産担保ローンと住宅ローンを比較 まじめに仕事に専念してきて、結婚のタイミングを逃してしまった男性も多いのではないでしょうか?いざ落ち着いて、結婚を考えようと思ったら、女性とはなかなかご縁がなく、子供などは絶望的と悩む声も実...記事を読む 執筆者紹介 吹田 朝子( Tomoko Suita ) 人とお金の理想的な関係を追求するお金のメンタリスト®・1級ファイナンシャルプランニング技能士・宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー・キャリアコンサルタント (社)円流塾代表理事、ぜにわらい協会会長、STコンサルティング(有)代表取締役社長 一橋大学卒業後、金融機関の主計部を経て1994年より独立。中小企業経営者から個人まで相談実績は3,300件以上。自己実現のためのお金の使い方や増やし方のサポートに力を入れている。 <主な著書> 「お金の流れをきれいにすれば100年人生は楽しめる!」スタンダーズ社・「小学生でもわかる!お金にまつわるそもそも事典」C&R研究所・「お金オンチの私が株式投資を楽しめるようになった理由」C&R研究所 など

  • 不動産担保ローンを借り換えるメリット・デメリットとは?

    不動産担保ローンを借り換えるメリット・デメリットとは?

    現在、銀行などの金融機関から借りている不動産担保ローンについて、「毎月の返済額を減らしたい」「資金繰りが厳しい」といった悩みをかかえていないでしょうか。このような悩みがあるなら、不動産担保ローンの借り換えを検討するのがおすすめです。現在の不動産担保ローンから新たな不動産担保ローンに借り換えることで、返済負担を軽減できる可能性があります。ただし、ローンの借り換えにはデメリットもあるため、実際に借り換える前に特徴や仕組みを理解しておくことが大切です。今回は不動産担保ローンからの借り換えについて、メリット・デメリットや事例、手続きの流れを詳しく解説します。 不動産担保ローンを借り換えるメリット 不動産担保ローンの概要についてはこちら 不動産担保ローンの借り換えは、以下2つのメリットがあります。 総返済額を減らせる 新たな不動産担保ローンへの借り換えは、ローンの総返済額を減らせるのがメリットです。借り換えによって金利が下がれば、ローン残高は変わらなくても総返済額を減らすことが可能です。借り換える際の諸費用を考慮しても、金利や返済期間などの条件によっては総返済額を減らせます。担保とする不動産や債務者の属性に対する評価は金融機関によって異なるので、ローンを借り換えることで融資条件の改善が期待できます。 毎月の返済額を減らせる(資金繰りが楽になる) 不動産担保ローンの借り換えは、毎月の返済額を減らせるのもメリットのひとつです。借り換えによって融資条件が改善されれば、毎月の返済額と総返済額の両方を減らせます。また、総返済額はそれほど変わらなくても返済期間が長くなれば、毎月の返済額が減ってキャッシュフローが改善し、資金繰りが楽になります。 不動産担保ローンを借り換えるデメリット 不動産担保ローンの借り換えは、諸費用がかかるのがデメリットです。現在のローンの繰上返済手数料と、新たに加入する不動産担保ローンの事務手数料が必要になります。これらの諸費用を考慮しても返済負担を軽減できるなら、不動産担保ローンの借り換えを行いましょう。金融機関に借り換えの相談をすると、通常は諸費用も含めてシミュレーションを行い、総返済額が減ってキャッシュフローが改善するように提案してくれるので、提案された条件をもとに借り換えをするか検討しましょう。なお、繰上返済手数料は新しい不動産担保ローンで準備できますし、事務手数料は融資金額から差し引かれるので、諸費用を別途用意する必要はありません。 不動産担保ローンの借り換えイメージを紹介 ここでは、不動産担保ローンの借り換えを行った場合のイメージを1つ紹介します。A法人(仕入れ販売業)は、資金繰りに行き詰まった際に銀行から不動産担保ローンを借りましたが、金利が高かったため、キャッシュフローの改善を目的に不動産担保ローンの借り換えを行いました。担保とする不動産は、法人代表者所有の自宅(区分マンション)です。不動産担保ローンの借り換え前と借り換え後の状況は以下の通りです。 借り換え前 借り換え後 ローン残高2,230万円2,300万円(手数料等含む) 返済期間20年20年 金利8.00%6.00% 月々の返済額18.6万円16.4万円 総返済額4,476万円3,954万円 ローン残高は2,230万円から2,300万円に増えていますが、金利が8.00%から6.00%に下がったことで、月々の返済額と総返済額の両方の引き下げに成功しました。このように、ローン残高は変わらなくても、ローンの借り換えによって金利などの融資条件が改善されれば、返済負担を軽減することができます。 不動産担保ローンの借り換えの手続きの流れ 不動産担保ローンの借り換えの手続きの流れは以下の通りです。 1.金融機関にローン借り換えの相談をする(仮審査)2.本申し込みを行い、審査結果を待つ3.審査通過後、借換元の金融機関に連絡して、返済可能日と返済総額を確認する4.借換先と契約日を調整する5.借換先と契約手続きを行う6.契約日当日に借換先から借換元に返済総額が振込みされる7.借換元から抵当権抹消に必要な書類を受領する8.借換元の抵当権を抹消する9.借換先の抵当権を設定する10.新しい不動産担保ローンの返済が開始される まずは金融機関に不動産担保ローンの借り換えについて相談し、仮審査に申し込みましょう。仮審査の回答が出たら本申し込みを行い、審査通過後に借換元の金融機関に連絡して返済可能日と返済総額を確認します。借換先の融資金額や金利、手数料、返済総額などの条件が決定したら、現在の契約内容と比較し、確認したうえで借換先と契約手続きを行いましょう。上記5~9は同日中に行われ、7~9は通常、借換先から紹介された司法書士に委託して手続きを進めます。一連の手続きが終了したら、新たな不動産担保ローンの返済が開始されます。 まとめ 金融機関によって、担保となる不動産や債務者の属性に対する評価は異なります。そのため、不動産担保ローンを借り換えると融資条件が改善し、毎月の返済額や総返済額を減らせるかもしれません。現在借りている不動産担保ローンの金利が高く、「毎月の返済額を少しでも減らしたい」と考えているなら、不動産担保ローンの借り換えを検討してみましょう。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

  • 不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説

    不動産担保ローンの借り換えを分かりやすく解説

    不動産担保ローンの借り換えとは、新たな不動産担保ローンを借りて、現在のローンを一括返済することです。不動産担保ローンからだけでなく、無担保ローンや住宅ローンなどから不動産担保ローンへの借り換えも可能です。ローンの借り換えによって返済負担を軽減できるのはもちろん、その他のメリットを得られることもあります。不動産担保ローンの借り換えは、どのような場面で考えればよいのでしょうか。今回は、不動産担保ローンの借り換えの分類や借り換えを考える場面について解説します。 不動産担保ローンの借り換えをキャッシュフローから分類 不動産担保ローンの概要についてはこちら キャッシュフローから分類すると、不動産担保ローンの借り換えは以下3つのケースがあります。 毎月の返済額も総返済額も減るケース 現在より金利が低い不動産担保ローンに借り換えれば、毎月の返済額・総返済額を減らすことができます。ローンの借り換えは繰上返済手数料などの諸費用がかかりますが、条件によっては諸費用を考慮しても借り換えるほうがお得です。毎月の返済額・総返済額がともに減るので、不動産担保ローンの借り換えで最もメリットが大きいケースと言えます。 毎月の返済額は増えるが総返済額は減るケース 現在より金利が低く、返済期間が短い不動産担保ローンに借り換えるようなケースです。適用金利が低くなれば総返済額は減りますが、返済期間が短くなると返済回数が少なくなるため、毎月の返済額は増えます。毎月の返済額を増やしてでも総返済額を減らしたい場合は、ローンを借り換えるメリットがあります。 毎月の返済額は減るが総返済額は増えるケース 現在より毎月の返済額を減らしたい、追加で資金調達したい場合などがこのケースに当てはまります。ローンを借り換えて返済期間が長くなれば、毎月の返済額を減らすことができます。また、金融機関によって担保評価や融資可能額は異なるため、ローンの借り換えによって追加で資金調達できる可能性があります。このケースでは総返済額は増えてしまいますが、毎月の返済負担を軽減したい、追加で資金調達したい場合はメリットがあります。 不動産担保ローンの借り換えを借り換え前のローンから分類 借り換え前のローンから分類すると、不動産担保ローンの借り換えは以下3つのケースがあります。 不動産担保ローンから不動産担保ローンへの借り換え 同じ不動産担保ローンであっても、金融機関によって不動産の担保評価や属性への評価は異なります。ローンを乗り換えることで金利や返済期間、融資可能額などの条件が改善するかもしれません。諸費用を考慮しても毎月の返済額や総返済額が減る場合は、ローンの借り換えを検討するのがおすすめです。 無担保ローンから不動産担保ローンへの借り換え カードローンなどの無担保ローンは、担保なしでお金を借りられるのがメリットです。しかし、一般的には不動産担保ローンに比べると金利は高く、返済期間は短くなります。担保にできる不動産がある場合は、不動産担保ローンに借り換えることで返済負担を軽減できる可能性があります。 住宅ローンから不動産担保ローンの借り換え 住宅ローンは、不動産担保ローンより低金利で融資を受けられますが、住宅ローンの資金使途はマイホームの購入に限定されています。住宅ローンの残債を不動産担保ローンに借り換えれば、賃貸に出すことができるようになります。また、事業で資金繰りに困っている場合、住宅ローンの残債や担保評価によっては、住宅ローンから不動産担保ローンに借り換えると運転資金を確保できる可能性があります。 不動産担保ローンによる借り換えを考える場面 不動産担保ローンによる借り換えは、以下のような場面で検討するといいでしょう。 毎月の返済が苦しいとき 毎月の返済が苦しいときは、ローンを借り換えることで毎月の返済額を減らすことができます。利用中のローンが不動産担保ローンであるときはもちろん、条件によっては無担保ローンや住宅ローンから不動産担保ローンへの借り換えであっても、返済負担の軽減が期待できます。 収入や売上が拡大し、返済能力が高まったとき 収入や売上が拡大して返済能力が高まったときは、金融機関からの評価も高くなります。不動産担保ローンによる借り換えを行うことで、好条件でまとまった資金を調達できる可能性があります。 返済中に金利以外の手数料を請求されたとき 現在のローンで繰上返済や条件変更などを行う場合、金融機関によっては金利以外に繰上返済手数料や条件変更手数料などを請求されます。このような場面では、不動産担保ローンによる借り換えを行うことで、今までより好条件で融資を受けられるかもしれません。 不動産を相続した、譲渡されたとき 相続や譲渡によって不動産を取得した場合、その不動産を担保に金融機関から不動産担保ローンを借りることができます。現在のローンを借り換えることで、毎月の返済額や総返済額の軽減が期待できます。 担保不動産の価格が上昇したとき 不動産価格が上昇すると担保不動産の価格も上昇し、不動産担保ローンで調達できる金額が増えます。金融機関によって担保評価額は異なるため、不動産担保ローンを借り換えることで調達できる資金が増える可能性があります。 まとめ 不動産担保ローンの借り換えは、毎月の返済額や総返済額を減らせる可能性があります。また、不動産担保ローンからだけでなく、無担保ローンや住宅ローンからの借り換えであっても、返済負担の軽減や資金繰りの改善が期待出来る場合があります。毎月のローン返済や資金繰りで困っているなら、不動産担保ローンへの借り換えを検討してみましょう。 不動産担保ローンならSBIエステートファイナンス 不動産担保ローンを借り換えるメリット・デメリットとは? 現在、銀行などの金融機関から借りている不動産担保ローンについて、「毎月の返済額を減らしたい」「資金繰りが厳しい」といった悩みをかかえていないでしょうか。このような悩みがあるなら、不動産担保ロ...記事を読む 無料の仮審査を申込む ご所有の不動産を担保にいくらまで融資可能かをご回答いたします。 執筆者紹介 「金融/不動産知恵袋」編集部 金融や不動産に関する基本的な知識から、ローンの審査や利用する際のポイントなどの専門的な情報までわかりやすく解説しています。宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、各種FP資格を持ったメンバーが執筆、監修を行っています。

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